〈旭川・女子高生殺害〉「リコさんを止めていれば」「涙が止まらない」トラブルメーカーだった共犯の“舎弟”が綴った謝罪文の中身、いっぽう“オンナ半グレ”“サンロクのリコ”は…
“女半グレ化”して、刑事とは“不倫関係”だった内田被告
「サンロク」とは、旭川随一の繁華街「三・六(サンロク)街」のこと。幼い頃から大人の世界に放り込まれた内田被告は、成長するにつれ非行が目立つようになり、やがて “女半グレ”として知られるようになっていく。 「正確にいつからかはわかりませんが、高校生の頃からタバコ以外も吸い始めていたと思いますよ。色々な人が知っていましたから。ただお金には困ってなかったと思います。札幌にいる男の子がリコちゃんに“薬物”を卸していて、リコちゃんはそれをクラブで売っていました」(同前) いわゆるプッシャー(売人)として薬物を売りさばくことで金を稼いでいたと見られている内田被告。 そんな内田被告と禁断の関係を築いたのが、旭川中央署刑事課(当時)のA警部補だった。2人が知り合ったサンロク街のカラオケ喫茶のオーナー・磯谷悦郎さん(72)が語る。 「今年1月12日に旭川中央署の連中がウチで新年会のようなことをやっていた。そこにやって来たのが内田梨瑚で、例の警部補と知り合ったってわけさ。その日は2人で一緒に帰ったらしい」 こうして不倫関係に発展した2人だが、今年4月、内田被告が事件の容疑者として浮上。スマホの履歴などから禁断の関係が明らかになったのだという。 「さらに、内田は取り調べに対し、『中央署のAさんとは不倫関係にありました』と堂々と証言。道警は調査の末、10月に不倫刑事を含めた同署の男性警察官2人を20歳未満の人物と飲酒をしたとして訓戒処分にした。 警部補には地元の反社会的勢力との結びつきが強い内田をネタ元、つまり情報源にしようという思惑があったかもしれないが、不倫関係は許されることではない」(前出・社会部記者) だが、前出の知人女性によれば、事件前の内田被告は “薬物”の卸元とも関係が悪化。売人としての仕事はできなくなっていたようだ。 「プッシャーができなくなったリコちゃんは、サンロクのぼったくりスナックで勤めていましたよ。ちょっと店に入るだけで何万円もとられるような店です。結局そこもリコちゃんは辞めちゃうんだけど、“薬物”が売れなくなってからお金はあんまなかったんじゃないかな。仕事も続かない子だったし。だから誰かに絡んでお金をとろうとしたことはあったと思う」