ハースで代役出場のベアマン、ルーキー&ベテランと戦い10位「オーバーテイクしようとするとタイヤが厳しかった」
2024年F1アゼルバイジャンGP決勝で、ハースのオリバー・ベアマンは10位を獲得した。ケビン・マグヌッセンがペナルティポイント累積により今回出場停止になったことで、代役として出場したベアマンは、ハースでの初のグランプリで入賞を果たした。第2戦サウジアラビアでは、病欠せざるを得なくなったフェラーリのカルロス・サインツの代わりに急きょ出場、この時は7位で6ポイントを獲得しており、ベアマンは、2戦のみの出場で、合計7ポイントを上げている。 【写真】2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP レース後、言葉をかわすオリバー・ベアマン(ハース)とルイス・ハミルトン(メルセデス) ベアマンは、ミディアムタイヤからハードへの1ストップで走行。セカンドスティントでは、ピットレーンスタートのルイス・ハミルトン(メルセデス)を長時間にわたり抑え続けたが、41周目に抜かれて13番手に。最後から2周目にセルジオ・ペレス(レッドブル)とカルロス・サインツ(フェラーリ)がクラッシュによりリタイアし、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグがそのアクシデントの影響で後退したことで、ベアマンは10位を獲得した。 ■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム) 決勝=10位(51周/51周) 10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 最初のスティントではペースが良くなくて、いくつか順位を下げてしまい、やや不利な立場に追い込まれた。何度かトラフィックにつかまり、少しタイムを失ったからだ。 第2スティントのパフォーマンスには大いに満足している。ただ、オーバーテイクをしようとすると、やはり厳しいものがあった。どうしてもタイヤを酷使して、温度を上げてしまうことになるんだ。僕はフランコ(・コラピント)をパスしようと、激しくプッシュしていた。最終的にはルイス(・ハミルトン)に抜かれてしまったけど、彼はこのサーキットでの経験をうまく生かしたようだ。 ポイント圏外でのフィニッシュになると思っていたが、上位の方で不運な出来事があり、その結果としてポイントを獲得できた。 [オートスポーツweb 2024年09月17日]