石川・輪島市と志賀町で震度5弱、北陸新幹線が乗客80人乗せたまま停止…志賀原発で放射線量の異常なし
26日午後10時47分頃、石川県西方沖を震源とする地震があり、同県輪島市と志賀町で震度5弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6・4と推定される。 【写真特集】能登半島地震から10か月…被災地の現状
JR西日本によると、北陸新幹線の新高岡―金沢駅間で「つるぎ48号」が約80人の乗客を乗せたまま停止するなど、交通に影響が出た。
北陸電力によると、志賀町の志賀原子力発電所1、2号機(いずれも運転停止中)では、放射線量の異常は確認されていない。同社で発電所設備への影響を調べている。
各地の主な震度は次の通り。
▽震度4 石川県七尾市、珠洲市、加賀市、富山市、富山県高岡市、氷見市、福井市など
▽震度3 金沢市、富山県魚津市、福井県敦賀市、新潟県上越市など
横揺れで目が覚めた
深夜の大きな揺れに、輪島市河井町の女性(81)は「横揺れで目が覚めた。海に近いのですぐ避難できるよう準備した」と話した。
震度4を観測した同県津幡町の消防などによると、「揺れで負傷した」と119番があり、70歳代女性が救急搬送された。地震との関連を確認している。