日大タックル問題、第三者委が中間報告(全文2)監督公募にも不透明感
当該選手は両者から過去にも反則指示を受けていたのか
産経新聞:産経新聞の【タナカ 00:30:29】といいます。すみません、今回のこの1つのプレーに関して、かなり詳細に事実認定をされたと思うんですが、定期戦の1つのプレーだけをもって自チームの強化、勝利を何よりも優先させるというものを浮き彫りにするというのはなかなか難しいのかなと思っていて、この選手へのアンケートなどから、このプレー以外にも内田監督、井上コーチから、いろいろこれまで過去に反則を指示するような行為等があったということが確認できてるのかどうか、というのを少し知りたいんですが。 勝丸:今回の反則行為以外にも、平素から反則行為の指示であるとか、あるいは同様の危険な行為の指示であるとかということは、なかったのかということでございます。お答えいたします。その点については調査報告書に若干触れさせていただいて、ただ具体的には書いておりませんけれども、これまでも他の選手に対して反則をというのをいとわないで、積極的にやれというふうな指示が多数なされておりました。 反則をすることによって、どこまでが反則なのかが分かるんだなんて指示もございまして、そして反則されるほうはたまったわけじゃないわけでございます。特にアメリカンフットボールはコンタクトスポーツでございますので、ルールを守ってやらなければ、ルールを守っていても危険なのに、守らなければもうそれがすぐ相手に対するけがにつながるわけでございまして、そういうこともいとわない指示をしていた、あるいは指示を受けていたという話は幾つか出ておりました。具体的には記載しておりませんが、総じて報告書の中に記載してるとおりでございます。 産経新聞:一応、そうすると常態化していたということで、理解でいいんでしょうか。 勝丸:常態化という言葉が適当かどうか私はよく分かりませんが、決してこの一度だけではなく、他の選手に対しても繰り返し似たような指示が行われていたということで、ご理解願います。 産経新聞:ありがとうございました。 磯貝:それではそちらの。