日大タックル問題、第三者委が中間報告(全文2)監督公募にも不透明感
この中間報告書はもうすでに日大側には提出したのか
TBS:TBS『サンデー・ジャポン』の金子と申します。今回この中間報告書はもうすでに日大側には提出されておりますでしょうか。で、そのリアクションというのをあれば教えてください。 勝丸:ご質問は、報告書は日大に提出したかということでございましょうか。 TBS:と、リアクション。 勝丸:なおこの報告書が完成しましたのは今朝でございまして、今朝の9時ごろでしたですか、きのう夜中までかかってああでもないこうでもないと書いていたんですが、完成後、日大のほうに9時以降でございますけれどもお渡しいたしました。 TBS:そのときは何かお話っていうのはされましたでしょうか。これマイク【ナイホウ 00:24:43】いいですか。 勝丸:いや、報告書を渡しただけでございます。だから今、日大の方々もこの報告書を読んでおられるのではないかと思います。 TBS:すみませんもう1つ。今回調査をされていて生徒たちからはどのような声が多かったといいますか、特にもし印象に残っているような声とかがあれば教えてください。 勝丸:今のご質問は、今回の調査の過程で学生の方々がどういう声であったかということでございますね。その点につきましては私ども冒頭で申しましたように、学生145名に対するアンケート調査を行いました。そしてそのうち現在のところ約120名あまりの回答をいただいておりまして、残りの方もその場にいなかったり今後回答いただけるということでほぼ全員に近い方から回答をいただけると期待しておりますけれども、現在ありましたところのアンケート結果の要点をご説明するのが一番分かりやすいかと思いますので今ここでアンケート結果の概要をご説明させていただきます。磯貝のほうから説明していただきます。 磯貝:それではアンケート結果についてご報告をいたします。アンケートの内容には日大アメフト部の平素の状況、試合当日の状況、それから日大アメフト部の再建に向けた取り組み等に関する30項目以上の質問を記載いたしました。詳細は控えますが、アンケート調査結果の一部をご報告いたします。まず平素の状況に関しまして、内田氏または井上氏の指示、指導に対して意見を述べることはできましたか、という質問に対して120名中113名、およそ94%の選手、スタッフができなかったと回答しております。また、試合当日の状況に関しまして、A選手の反則プレー後のハドルまたは試合後のミーティングで、内田氏、井上氏、そのほかのコーチからA選手の反則行為についてコメントがありましたか、という質問に対して120名中104名、約87%があったと回答しております。 また、A選手と内田氏、井上氏の本件反則行為に関する発言の食い違いについてどちらが正しいと思うか、という質問に対して、内田氏および井上氏の言っていることが正しいと回答した者は、1人もおりませんでした。最後に日大アメフト部の再生に向けてどのような点をどのように改善したら良いと思いますか、という質問に対しては、日大選手のアメフト部再生を真剣に考えるようなさまざまな回答を得ました。回答が多かったものとしましては、悪い風習、伝統を排除しクリーンなチーム、環境づくりが必要であったり、または監督コーチとの距離感を縮め意見交換ができる環境をつくる、または相手への尊敬の念を忘れずフェアプレーで試合に挑む、最後に、迷惑を掛けた周囲の方々に対する謝罪の気持ちを忘れず行動で示す、等がございました。以上でございます。 勝丸:以上、アンケート結果の対応についてご説明申し上げました。若干補足と感想を追加させていただきますと、申し上げました内田監督、井上コーチ等が、試合後のハドルなどでのコメントでございますけれども、そのときはどんなことがあったかという具体的な中身ですけど、内田監督は、あのプレーは俺が指示したんだとか、責任は俺が取るとか、そんなことを言っていましたというふうな声が多数寄せられていました。 それから私もややびっくりしたのは、先ほど説明いたしましたように、内田監督と井上コーチの言ってることが正しいと思うか、あるいは選手の言ってることが正しいと思うかというふうなことを聞いたところ、ただの1人も内田さん、井上さんのほうの言い分が正しいと言った人がいないということには正直驚かされました。以上、追加と若干のコメントでございます。 なお、このアンケート結果自体を事実認定の証拠に使ってるというわけではございませんので、選手たちがこの事件をどう見ているかというようなことを聞きたかった。それからまた、今後新しいチームを作っていく上で、選手たちがどう考えてるのかということを聞くことに重点を置いたものでございます。以上であります。 磯貝:はい、そちらでお願いします。