「現状に満足せず、常に課題を見つけ続けてきた」車いすテニス・国枝さん会見2月7日(全文2)
ユニクロは今後国枝さんと何をやっていきたいか
記者:こんにちは。繊研新聞社の柏木と申します。国枝選手、本当にお疲れさまでした。先ほど国枝選手のお話の中で、まだ何をやりたいかと考えていないということなので、柳井さんに先にお伺いした上でもう1回あらためて国枝さんに聞きます。グローバルアンバサダーとしての国枝さんとのお付き合いというのはこれからも続くのかなと思うのですけれども、選手をやめて、新しい、なんて言うんですかね、人生のステージに向かう国枝さんとユニクロという会社は、あるいはファーストリテイリングという会社は、これからどんなことをやっていきたいのか、まず柳井さん、お教えください。 柳井:いや、今、やっぱり世界が一番困ってることに対して力になりたい。例のウクライナの問題もありますし、難民の問題もありますし、それと、いろんな困ってる人。その中でもやっぱり僕は子供たちと若い人の何か力になれるようなことで、それを、NPOとかNGOとかそういうことじゃなしに、事業として何かやりたいなと、国枝くんと何か一緒にそういうことができたら僕はうれしいなというふうに思うんですけど。国枝くん、どうですか。 国枝:いや、もう本当にすごく同意いたしますね。ユニクロのほうでも、昨年はイギリスでテニスクリニックやったりだとか、車いすのテニスクリニックやったりだとか、オランダでやったりだってことも始めているので、そういった関わりはもちろんこれから続けていきたいと思いますし、そういった時間が、より現役のときよりはできるので、もっと使っていただけるかなっていうふうに思いますし、僕自身も協力していきたいなっていうふうに思いますね。 柳井:いやいや、反対に僕を使ってくださいよ。 国枝:いやいや、恐れ多過ぎます。 柳井:いやいや、やっぱり経営者として、僕はすごく、プロのスポーツ選手としてよりも才能持ってると思うんで、それを開発してください。 司会:ありがとうございました。引き続きご質問のある方、挙手をお願いいたします。少し早かったので、ではそちらの眼鏡掛けている女性にお願いいたします。マイクランナーさん、いらっしゃいますでしょうか。 男性:眼鏡掛けている女性は誰ですか。