明大・宗山塁主将、12日優勝決定戦のキーマンは「自分ですね」明早決戦は76年ぶり/東京六大学
12日に行われる明大ー早大の優勝決定戦を前に、楽天D1位指名の明大主将・宗山塁内野手(4年、広陵)は11日、東京・府中市の明大グラウンドで約4時間半調整。一発勝負に向けて、「キーマンですか? 自分ですね」と強く意気込んだ。 「自分が打てば点数が入る。どんな形でもいいので1点多く取るために打撃でも、守備でも勝負どころでいい結果を出したい」 普段は常に謙虚な姿勢を見せる男から、この一戦にかける覚悟が垣間見えた。この日はノックやフリー打撃などで汗を流し、広角に鋭い打球を飛ばすなど、好調ぶりをアピールした。8勝2分け3敗の勝ち点4で首位に並んでいる明大と早大。両チームの優勝決定戦が行われるのは1948年春以来、76年ぶり3度目。両者の対戦成績は1勝1敗の五分。直近の対戦となった1948年は、早大が明大に5ー1で勝利している。 今秋リーグ戦では1分け2敗と屈辱を味わった。優勝をかけた戦いは譲れない。がっぷり四つの戦いが予想されるが、「最後に1点多く取っていればというような勝負になる。いつも通り楽しんでやった中で、気持ちで少しでも上回ることができれば優勝決定戦にふさわしい試合ができると思うし、最後1つ上回れるのでは」と視線を鋭くした。