メッシがバルセロナ残留表明も海外メディアは「移籍騒動は終わりではない」の見解
記事は、クラブとメッシの関係について触れ、「彼のインタビューで注目すべき点はバルトメウ会長に対する厳しい評価だ」と指摘。その上で、「バルセロナがメッシを来年夏にフリーで移籍する状態にしておくのだろうかという大きな疑問が残り続ける。もしそうであれば彼は1月に他チームとの交渉することが許され、このトピックは次の数週間でニュースの見出しを占めるに違いないだろう」と続けた。 メッシの契約は来年6月に満了となり、移籍金の発生しない状況での移籍が可能となり、その6カ月前の来年1月からは他クラブと交渉をスタートできる。 記事は、また「この問題の間に立つ1人の男は、最近、監督に就任したロナルド・クーマンになる。彼は、チャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンに2-8と恥ずかしい敗戦を喫して完全に機能不全となったクラブの中でチームのキャプテンでキープレーヤー(のメッシ)を復帰させる任務を背負っている」と指摘。 「ロナルドの成功を祈る。この哀れなストーリーは、まだ書かれるべき出来事がいくつかあり、さらに醜いものになるかもしれない」と、皮肉を込めて、新体制のバルセロナで、今後も騒動の火種が尾を引く可能性を示した。 メッシはインタビュー内で、「最近はクラブ内ではハッピーではなかった」とチームで浮いた存在になっていたことも明らかにしており、今回は、バルセロナ残留を決めたが、年明けには、退団騒動が再燃する可能性は高い。 ESPNはバルセロナ側とメッシ側の主張やメッシの声明内容を伝えた上で、「ESPNに話した複数の情報筋によると、マンチャスター・シティが、このバロンドール6度受賞者(のメッシ)と契約する最有力チームだった。マンチャスター・シティでプレーした後に、ニューヨーク・シティFCに加わるという契約を結ぶ計画に取り組んでいた」と紹介。 「だが、長期化する厳しい膠着状態に直面する中で彼が考えを改めた後、これらの契約は今保留されることになった」とも記した。 今後も巨大な資金力を持つ「シティ・フットボール・グループ」がメッシの移籍先の最有力候補として注目を集め続けることになりそうだ。