リビングで避けるべき、インテリアの6つの間違い
自宅の室内をどんな風にしたいかと考えるとき、大半の人が一番に思い浮かべるのは、「快適な空間にすること」だろう。特にリビングルームは、居心地のいいスペースにしたいはず。 そこで、イギリスの家具販売店「SCSグループ」のインテリアデザイナー、ヴィクトリア・フォスターさんに、リビングルームを逆に「冷たい印象にしてしまう」可能性がある失敗(避けるべきこと)について教えてもらった。フォスターさんがくれたアドバイスは、以下のとおり。 From House Beautiful UK
家具の配置が悪い
居心地のよさを求めるなら、空間の印象に家具が及ぼす影響を無視してはいけない。家具の配置が適切でないことは、リビングルームの動線や機能性を損なうことになる。 フォスターさんは、「リラックスして、友人や家族と一緒に過ごすためのスペースです。ソファやチェアなど、大型の家具は正しく配置することが重要です」と話す。 快適なスペースにするためにはまず(もちろん部屋の広さや形にもよるが)、2~3人がけのソファに座ったとき、テーブルやフットレストがまっすぐ前に来る位置に置くようにするのがいいそう。また、暖房の前に大きなものを置くと空気の流れが妨げられ、暖房効率が下がるといったことにも注意が必要だという。
間接照明がない
室内の照明は、いくらあっても多すぎるということはないという。リビングルームの複数の場所にランプを置いておけば、時間によって変化する室内の光の量に合わせて、照明を調整することができる。 ライトがひとつだけの部屋では、場合によっては四隅の近くが暗くなり、冷たい印象を与えることになる。メインのシーリングライトに加え、フロアランプやテーブルランプを置くようにすることで、部屋に立体感を持たせることができる。また、温かみのある色の電球を選ぶことで、より居心地のいい雰囲気になる。
むき出しの床
床に何も敷かれていないリビングルームは「不完全なもの」のように感じられ、居心地を悪くしてしまう可能性がある。それを解決してくれるのが、座って過ごすスペースに落ち着きを与え、温かさと風合いを加えてくれるラグ。 選ぶときの注意点は、現在の家具の配置に合っていると同時に、ソファの前側の足がきちんと乗るサイズにすること。ビジュアルアンカーにもなるラグは、部屋に奥行きや趣を持たせることもできるという。