【箱根駅伝】原監督命名の「あいたいね大作戦」に選手ら困惑 エース若林宏樹は「20年後に“会いたい”と思える世代に」と思いを昇華
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 大会まで1ヶ月を切った、101回目を迎える箱根駅伝。前回大会で2年ぶりに王座を奪還した青山学院大学が12日に壮行会を行いました。 【画像】第101回箱根駅伝の青学エントリー表 冒頭で原晋監督は「本日12月12日、“イチ、ニ、イチ、ニ”のランニングの日に多くの方に集まってもらいました。ファンのみな様、教職員のみな様、壮行会ができて嬉しく思います」と挨拶。 気になるチームの状況については「12月の最後の選抜強化合宿でも例年以上のタイムが出ていますし、故障者・体調不良者も今のところ出ておりません」と、選手のインフルエンザ流行とエースの佐藤一世選手の盲腸が重なり「危機的状況」に瀕した昨年と比べ順調な仕上がりを報告しました。 10日のイベントで発表された毎年恒例の“作戦名”は、「あいたいね大作戦」。原監督は大手町でのフィニッシュにチーム全体で笑顔で“あいたい”、ファン・スポンサーのみな様と喜び“あいたい”との思いを込めたそうです。 作戦名を聞いた選手らはそろって「よくわからなかった」と当時を回想。その後監督の思いを改めて聞いて理解したといいます。エースの若林宏樹選手(4年)は「10年後、20年後にもう一度会いたいと思えるような世代にしていきたいと思います」と自分の中で昇華させていました。 これに対して原監督は「深みのあるいい言葉じゃないですか。段々と味が出てきている」とご満悦の様子。最後に「大手町で皆さんとお会いすること、喜びを分かち合えることを楽しみにしています」と結びました。 11月に行われた全日本大学駅伝では、一時は独走態勢を築いたものの終盤で逆転を喫し、10月の出雲駅伝に続いて3位に終わりました。前回は学生駅伝三冠が懸かった駒澤大以下に大会新記録で圧勝。國學院大に三冠が懸かる今回も、それを阻止できるのか、注目されます。
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