コーヒーが好きすぎて将来「バリスタ」になりたい高校生の息子。年収はどのくらいなのでしょうか?
カフェブーム以降、広く知られるようになった「バリスタ」。大手カフェチェーンで働くスタッフの様子を見て、将来バリスタになりたいと考える若者もいるようです。コーヒー好きで、将来の志望職種としてバリスタを選ぶ場合、年収がどのくらいなのか気になるでしょう。 そこで今回は、バリスタの年収について調べてみました。バリスタの概要や、バリスタになる方法についてもご紹介しますので、参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
バリスタとは
バリスタとは、イタリア語で「バール(bar)でサービスをする人」のことです。イタリアには、日本でいうバーとカフェを合わせたようなお店「バール(bar)」があり、そこでエスプレッソやカプチーノなどのコーヒー類を提供する職業をバリスタと呼びます。 バリスタはコーヒーのスペシャリストで、コーヒー豆の産地や種類に関する知識をはじめ、ブレンド方法や焙煎(ばいせん)、エスプレッソマシンでおいしいエスプレッソを抽出する技術にも精通しています。また、コーヒーに合うフードメニューの開発に携わることもあるようです。 コーヒーを提供するだけでなく、注文の受け付けや接客サービス、店内清掃など、カフェ店員としての業務も行います。大手のカフェチェーン以外にも、ホテルやレストランで働いたり、自分の店を持ったりする選択肢もあります。コーヒーに関する知識を生かして、食品・飲料メーカーの開発部や、コーヒー豆を扱う商社などで働く人もいるようです。
バリスタになるには
バリスタになるために、必要な資格や免許はないようです。例えば、ある大手のカフェチェーンでは新卒採用を行っており、入社後に「バリスタ」として、コーヒーやサービスについての理解を深めるような訓練をします。 働きながら、店舗マネジメントについての知識や、リーダーシップの経験を深めて、ストアマネージャーへとステップアップする仕組みです。ただし応募資格が専門学校卒業以上になっており、高校卒業後すぐには就職できないため、注意してください。 また、高校卒業後に専門学校へ通い、バリスタを目指す方法もあります。専門学校では、プロのバリスタからラテアートなどの技術を学ぶほか、コーヒー・エスプレッソの基礎や、店舗経営についての知識も習得できます。