青山テルマが「去年、起き上がれないくらい病んだ時期があった」と語る…“病み期”を抜け出したテルマ流の考え方
どう生きたらいいか? 答えは自分のなかにしかない
セクシャリティや生い立ち、抱えている悩みや夢……彼らはそれぞれの“個性”をオープンにしながらも、自然体で笑顔を忘れない。その姿は、実に清々しく、強く、魅力的だ。自らの“個性”と向き合った時、ともすれば「秘密にしておきたい」と怖くなってしまう人も少なくないはず。どうしたらそんな恐怖を克服し、自身の“個性”を表現できるようになれるのか。 「彼らをすごいって思う反面、『そうあるべきだよね』って思う自分もいるんです。じゃあ、“普通って何?”って話で。『自分が信じる道を堂々と生きていくのが当たり前だ』と私は思う。 もちろん、私もいろんなフェーズがありました。最初は元気なイメージでデビューしたけど、『そばにいるね』がヒットした時は、自分を“青山テルマ”の型にはめて『静かなイメージを守らなきゃ』って思っていた時期もあります。“青山テルマ”というアーティスト像と自分自身の心との間にギャップができていた。その溝はどうやったら埋まるのか、どうしたら生きやすくなるのかって考えたときに気づいたんです。それは、自分で自分を生きやすくするしかない。誰かに『私ってどうやって生きたらいい?』って聞いても答えなんてない。答えは自分のなかにあるし、自分にしかないものを持ってるはずだから。 個性を出したり、自分の意見をいうのが怖いっていうフェーズって、生きていると誰しもあると思うんだけど、100人いたら100人に自分を理解してもらえることなんて、まずない。自分が正解だとしても、どんなに優しく接したとしても、すべては相手の捉え方次第。そういうなかでも理解してくれる人は絶対いて、そんなあなたを愛してるよ、大好きだよって言ってくれる人が必ずいる。だから、まずは自分を楽しむこと。人間でいることを楽しんで、相手を楽しんで、個性を出したい!自分を表現したい!って思える環境をつくるのが一番じゃないかな。 生きづらいな、しんどいなって思う人がいるなら、一回、環境を見直すこともすごく大事。変化ってやっぱり怖いけど、変えてみると『こんなに楽なんだ!』みたいなことだってある。私はこの前休みをもらって10日間友達とスペインに行ってきたんだけど『こういうことだな!』って思った。仕事も大事だけど、人生はもっと楽しめるはず!」