【ONE】“破壊神”ロッタン、ヒジ攻撃で“顔面流血”の激勝!計量失敗で王座剥奪も
ONE Championship 格闘技イベント『ONE 169』 2024年11月9日(土)バンコク ルンピニー・スタジアム ▼フライ級 ムエタイ世界タイトルマッチ ○ロッタン・ジットムアンノン(タイ) 判定3-0 ●ジェイコブ・スミス(英国) ※計量失敗で王座剥奪のロッタンが勝利したため、王座は空位に 【動画】ロッタン、戰慄の縦ヒジが炸裂!ぐらつくスミスがカットで顔面流血 ロッタンは“破壊神”の異名を持つタイ・ムエタイ強豪。打たれても全く下がらず打ち返す抜群のタフさと超攻撃的なスタイルでこれまで数々の名勝負を生み出してきたONE屈指の人気選手だ。今年6月の前戦ではキックルールでデニス・ピューリックに判定勝利を収めた。 対するスミスは英国内のムエタイ王者の肩書を持ちONE同級3位。ロッタンとは22年5月にONEフライ級ムエタイWGP準々決勝で対戦したが、ロッタンのヒジや豪打に苦しみ、顔面流血の判定負けした。 前日計量でロッタンがまさかの計量失敗。その結果、ロッタンの王座は剥奪。キャッチウェイト契約で実施され、試合はスミスが勝った場合のみ王座獲得。ロッタン勝利の場合は王座は空位となる。 1R、リラックスした表情でリング中央を陣取るロッタン。対照的にスミスは力の入ったローを蹴り続ける。ロッタンはスミスの動きを観察しながら、時折、飛び込んでのパンチ連打、ヒジを振っていく。 2R、スミスが詰めるタイミングに合わせ、前蹴りを放つロッタン。嫌がったスミスが強引に入る瞬間にカウンター狙いか。スミスも警戒し前に出てこない。 3Rからロッタンがペースチェンジし、強い圧力で前進。右ローを蹴り続け、スミスの足を止めると、飛び込んでのパンチ連打、ヒジを飛ばしていく。残り1分、ロッタンの左の縦ヒジがヒット!ぐらつくスミス、右目眉辺りがパックリと割れ流血だ。ドクターチェックの後、試合は再開。フィニッシュのチャンスも、ロッタンは強引な追い討ちはしない。 4R、ジワジワと前進し左右の縦ヒジを振るロッタン。両手を前に出す構えで完全にヒジ勝負モードだ。自分の頭をスミスの顔に近づけ“ヒジを打ってこい”と余裕のアピールも。 5R、圧倒的な実力差を見せつけるロッタン。序盤から縦ヒジを連発し、スミスに大きなダメージを与える。顔面流血のスミスが勝負を諦めず反撃を試みるも、ロッタンの卓越したディフェンスでクリーンヒットを奪えない。ダメージが全くないロッタンは余裕の表情だ。 判定3-0でロッタンが完勝。しかしロッタンが前日計量で失敗したため、フライ級ムエタイの王座は空位となった。