輪番制で40代の夫が「町内会長」に…。町内会長って仕事と両立できるのでしょうか?
立候補ではなく、輪番制で町内会長を引き受けざるを得ないというシーンもあるでしょう。 ただ、現役で仕事をしている場合「本当に両立できるかな……」「仕事に影響が出てしまうと困る……」と心配になる方もいるはずです。 そこでこの記事では、町内会長の役割を解説したうえで、仕事に支障が出ないようにするアイデアをご紹介します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
町内会長は何をするの?
家族が町内会長になるということは分かっていても、実際にどのようなことをするのかイメージができないという方もいるでしょう。ここでは、町内会長の主な役割について解説します。 もちろん、組織によってはほかの役員が行う場合もあるため一概にはいえませんが、一般的な例として参考にしてください。 ◆会議やイベントの企画・開催・参加 年度初めの事業計画や定例会議、決算報告を実施する総会などの日程・話し合う内容を決め、出席する役員の招集を行うのは町内会長の仕事のひとつです。 また、地域で行われる餅つき大会や夏祭り、防災訓練などのイベントを企画し、参加することも求められます。イベントでは参加するだけでなく、開会式などのあいさつを行うシーンも出てくるため、そのための準備も仕事のひとつといえるでしょう。 ◆町内会への住民の参加促進 災害時の助け合いや地域環境の美化、治安維持などの目的を達成するため、できるだけ多くの方に町内活動に参加してもらうよう呼びかけるのも町内会長の役割です。 声をかけることはもちろん、特に若い世代が加入しやすいように町内活動の透明化や加入の自由化、これまでの行事や役員の役割の見直しなども行います。 町内会へ参加したいと思ってもらえるような環境を整えていくことも、町内会長の重要な業務のひとつといえるでしょう。 ◆役員メンバーへの情報共有 町内会を今後も継続的に活動させていくには、自分の次のなり手を育てておく必要があります。 そのため、町内会長として経験したことを自分のものとしてだけ捉えるのではなく、ほかの役員メンバーにも伝えておくことも大切な役割です。定例会内で研修を行うと、別途研修のために時間を使うよりも効率的に情報を共有できるでしょう。