Nothingに聞く、着せ替えスマホ「CMF Phone 1」の正体 4万円台やおサイフケータイなしの意図は?
取材を終えて:Nothingのキャリア進出にも期待
ボディーの内部の一部が見える透明パネルを採用したPhone (2a)や、ボディーの一部を着せ替えできるCMF Phone 1と、デザイン性で個性を出しながらも、手の届きやすい価格帯で日本市場を攻めるNothing。今回のインタビューではNothingが日本市場で独自の切り口で攻めるにあたり、製品にどのようなニーズがあり、製品のコンセプトやニーズを踏まえて製品設計や価格設定を行っていることがうかがえた。 かつてソニーモバイル(現ソニー)のスマートフォン「Xperia」の開発やオーディオ製品の企画に従事し、ソフトバンクや楽天モバイルにも関わるなど、モバイル業界で長年の経験を持つ黒住氏だからこそ、過去の知見をNothingに生かしやい面もありそうだ。スマートフォンとオーディオという別カテゴリーの製品を同時発表し、IIJではセット売りする点は黒住氏ならではの手腕にも見える。こうした戦略は今後、Nothingのキャリア進出へつながるのか、製品だけでなく販路拡大も興味深い。
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