Uber、子どもがタクシーを配車できる「Uber Teens」日本導入 ギャル曽根さん「親の送迎の負担を減らしてくれる心強いサービス」
Uber Japanは12月11日、スマートフォンアプリ「Uber」で13歳から17歳の子どもが保護者の管理のもと簡単にタクシーを配車できる「Uber Teens(ウーバーティーンズ)」のサービスを提供開始すると発表した。 【画像】今年について「忙」と漢字一文字で表現したギャル曽根さん 「Uber Teens」は12月11日の導入時点で、北海道、青森県、宮城県、東京都、神奈川県、石川県、京都府、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県の11都道府県でサービスが展開される。 共働き世帯が増加する昨今、「子どもの通学・習い事の送迎」が家庭にとって大きな負担となっているという背景を受け、Uber Japanでは、子どもが安全に必要な交通手段を利用できるよう、新たに「Uber Teens」を日本で導入。「Uber Teens」の導入により保護者の送迎負担を軽減し、特に共働き世帯が抱える子どもの「送迎問題」の解決に貢献することを目指すという。 同日開催された発表会に、タレントのギャル曽根さんがゲストスピーカーとして登壇、2023年11月に第3子女児を出産し、3児の母になった今年を「忙」と漢字一文字で表現、子どもの送迎にかかる時間については、1週間に5時間費やしていることなどを明かした。 新サービスの「Uber Teens」に対して、ギャル曽根さんは「Uber Teensは何か子どもたちが新しいことに挑戦する後押しができるだけじゃなくって、本当に親の送迎の負担を減らしてくれる心強いサービスだと思うんですよ。だから、そのおかげで親自身も何か、これまでやりたくてもできなかったことに、費やす時間が持てるのがありがたいですよね」と感想を述べるとともに、「やっぱり子どもの可能性をふやせるのがすごい嬉しいなって思うのと、何か今まで自分の時間がないのが当たり前だったのが、Uber Teensで自分の時間を何に使おうって考えることができるんだっていうのがすごい嬉しくて、例えばうちのママ友だったら、やっぱり送り迎えが忙しいから働けないっていうママ友もいたりとかするので、そこから自分の時間で働けたりとかもするのかなとか、何かそういう幅が広がればいいなと思います」と、新サービスに対する期待感を語った。 ■ 米国で2023年にスタート後、すでに約40か国で活用される「Uber Teens」 新サービス「Uber Teens」の概要や導入背景については、Uber Japan 代表の山中志郎氏と、同社コンシューマーオペレーション部 部長 アスカ・ロス氏より説明があった。新たに日本へ導入される「Uber Teens」は、米国で2023年にスタート後、すでに約40か国で活用されているサービスであることが紹介された。 日本にも「Uber Teens」を展開することで日本の保護者と子どもに、より安全かつ便利な移動手段を提供するともに、忙しい保護者の負担を軽減することで、家族の生活をより効率的かつ豊かなものにすることを目指しているという。 Uber Teensのアカウント登録や使用方法については、保護者が家族アカウントを作成し、子どもを招待、招待を受けた子どもがUberアカウントを作成、保護者が必要に応じて子どもの月間使用上限額を設定、子どもがUberアプリでタクシーまたはハイヤーを配車という流れ。 同サービスでは、新たに導入する自動録音機能や暗証番号設定機能、保護者が常に子どもの乗車状況をリアルタイムに把握できるトラッキング機能など、さまざまな安全機能を通じ、保護者と子どもの双方が安心してタクシーを配車・利用できるようにするサービスとなる。 Uber Teensについて、同社コンシューマーオペレーション部 部長 アスカ・ロス氏からは、子どもの送迎にあたり、何よりも重要なのが安心安全の確保であると、Uber Japanでは「Uber Teens」の導入に伴い「リアルタイム乗車確認」として、保護者が常にティーンの子どもの現在位置やドライバー情報などの乗車状況を確認できる機能。「暗証番号設定」として、マッチングされた正しい車両・ドライバーであることを乗車前に確認できる暗証番号設定。「録音機能」として、プライバシーに配慮しながらお子さまの安心安全を確保する自動録音機能。「優良ドライバー」として、利用者からの評価が非常に高く、Uberで一定以上の運転経験を有する優良ドライバーのみマッチングするといった、複数の安全機能を新たにアプリに組み込んだことが説明された。 これまでに、Uber Japanでは全国200以上のタクシー会社と提携し、17都道府県26都市エリアでタクシーを呼べる「Uber Taxi」、そして、東京23区、千葉県成田市、京都市、大阪市でハイヤーを呼べる「Uberプレミアム」を展開している。 新サービス「Uber Teens」導入にあたって、Uber Japan代表の山中志郎氏は「Uber Teensを日本のお子さま、保護者の皆さまに向けて提供することができ、誠に嬉しく思います。共働き世帯の割合が年々増加するなか、習い事をする子どもの割合も増加しており、お子さまの送迎問題が多くの家庭にとって負担となっています。Uber Japanでは、最新のテクノロジーと安全対策を活用したUber Teensの提供を通じ、お子さまの安全なご移動と、ご家庭における育児負担の軽減をサポートできればと考えております。また、Uber TaxiおよびUberプレミアムの提供エリアをさらに拡大し、より多くのご家庭がUber Teensをご利用いただけるよう、サービスの拡充に努めてまいります」とコメントしている。
Car Watch,編集部:椿山和雄