脱テニスボール!最新のいきみのがしグッズや妊娠しやすい日が分かるブラなど、妊活・産前産後のトレンドを紹介!フェムテック トーキョーレポート
着るだけで妊娠しやすい日が分かる!妊活ブラ
妊活で大切なのは、生理周期や排卵日など自分のリズムを「 知る 」こと。とはいえ、自己流の基礎体温管理で排卵日を見つけにくいこともありますよね。 TOPPANエッジ株式会社の「わたしの温度®」 は、ナイトブラに装着して着けるだけで、蓄積された生理周期や温度データをもとに妊娠しやすい時期(排卵日の数日前)を予測でき、計画的な妊活に役立てられます。 ■妊活以外にもPMS対策に! 仕事のパーフォーマンスアップにも役立つ 生理前はイライラしたり、体がだるかったりと、PMS症状に悩まされることがあります。「わたしの温度®」は生理周期と温度データから生理開始日と排卵日を予測。 辛い時期と向き合うことで、仕事や生活、スポーツなどの調整が可能になり、パーフォーマンスのアップも期待できます。 ■ダイエットや美容にも 女性特有の高温期と低温期が一目でわかるので、ダイエットや美容にも活用することができます。例えば、生理終了から排卵までのダイエットに適しているとされる 1週間(低温期)には積極的な筋トレや美活を、逆にむくみや肌あれが気になる生理前(高温期)はマッサージや低刺激化粧水を、と美活の参考にできるとのことです。 ■パートナーとも共用できる また、自分の体の状態をパートナーにも知ってほしい時は、「パートナー共有機能」を活用できます。温度データの共有やカレンダーの共有メモでメッセージをやりとりしたり、大切な人とスムーズにコミュニケーションがはかれます。PMSによる気分の変化が可視化できるので、ユーザーからは、パートナーとの衝突が減ったとの声も多くあるそうです。 妊活の第一歩やPMS対策に、ナイトブラを活用してみてはいかがでしょうか?
脱テニスボール!ありそうでなかった「いきみのがし」アイテム
お次は、産前産後に役立つ、これまでありそうでなかった「いきみのがし」サポートグッズ、株式会社Spicaの「まさポ」をご紹介します。 これまで、専用のアイテムがなく、「いきみのがし」に仕方なくテニスボールで代用していた方も多いのではないでしょうか?目的外使用である「テニスボールを使う」という民間療法に疑問に思った藤田医科大学病院の看護チームが、専用のものがあるといいと感じたことをきっかけで生まれた商品なのだそうです。看護のプロが監修した形・硬さなどが「効く」と、使いやすさにこだわった商品です。 ■自分で使っても、パートナーと使ってもOK 自分で使う場合は、呼吸に合わせて腰やお尻の辺りを押したり、椅子やベッドに座ってつかうことで、陣痛の強い痛みを和らげることができます。パートナーがいる場合は、呼吸に合わせてお尻の穴を塞ぐようにグーッと強さの希望を聞きながら押してもらいます。押してもらいたい場所は経過状況で変わるため、どこを押してもらいたいか伝えるとよいとのこと。 また、中にホットカイロやホットパックを入れることもできます。温めると痛みが軽減することがあるそうですし、痛みのない時は、リラックス用にも使うこともできます。 ピンクやグリーンなどのナチュラルな優しい風合いの5色展開で、妊婦さんへのギフトにもピッタリ。興味のある方はウェブサイトをチェックしてみてくださいね。
2024年のフェムテック トーキョー傾向
妊活や産前産後アイテムはいかがでしたでしょうか?「卵子凍結」や「わたしの温度®」などの最新のテクノロジーを駆使したものが多かった今年のフェムテック トーキョーですが、「まさポ」のようなアナログなグッズも見直させれたりと、興味深い展示でした。 筆者自身は子育て中で、産前産後グッズは卒業してしまいましたが、どれも「あの時あればよかったな」と思う商品ばかりでしたし、これから妊娠・出産を考えている周りの知り合いにもぜひご紹介したいものでした。 毎年、進化するフェムテックアイテムを活用することで、妊活や出産の参考にしてみてくださいね。
取材・文/Rina Ota