DeNA絶対的エースチアの苦悩「いるべき場所じゃない」 超異例の単独卒業公演が実現したワケ
「ダンスは続けていきたい。踊ったり教えたりいろいろなことを視野に」
2年目からはキャプテンに抜擢された。「私!? 務まるのかなって思いました」というのが率直な気持ちだろう。バイスキャプテン(副キャプテン)をはじめ、先輩も多く在籍している中だったが圧倒的なダンススキルと人柄でチームをまとめあげてきた。しっかりものに見えるが、実はちょっと抜けていてふざけるのが大好き。そんなところも含めて、後輩たちからも愛されている。 2025年1月11日には、日本プロ野球チア界初であろう単独「Fuka卒業公演」の開催も決定した。「diana=ダンス」という近年のイメージをつくりあげたまさに象徴的存在であり、軸をつくってきた“功労者”。マネジャーは「さまざまな思いや重圧を背負ってきた。ファンの方に支えられてきたこともあり、何かを伝えられる機会がつくれたらいいのではないかと思いました」と超異例の公演が実現した背景を明かす。 「まさか私個人の卒業公演をやらせてもらえると思っていなかったのでびっくりな気持ちです。6年間、大変なことはいっぱいあったけど乗り越えられたのはファンの皆さんのおかげ。感謝しかないので、感謝をテーマにしたステージをお見せしたいと思います」 dianaの歴史の中でも“唯一無二”の存在は、「6年間の経験は今後の人生の力になると思います。まずはゆっくり考えて、でも今後もダンスは続けていきたいし、踊ったり教えたり、いろいろなことを視野に入れていきたいです」と力強く、美しく、次なる道に進んでいく。
町田利衣 / Rie Machida