DeNA絶対的エースチアの苦悩「いるべき場所じゃない」 超異例の単独卒業公演が実現したワケ
diana史上最長の6季連続在籍したキャプテン・Fukaは今年度限りで卒業
横浜DeNAベイスターズのオフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」のFukaは、今年度限りでdianaを卒業する。抜群のスタイルとキレキレのダンスが魅力で、史上最長の6季連続在籍、5季キャプテンを務めた「絶対的キャプテン兼エース」。Full-Countのインタビューに応じ、6年間の全てや異例の単独卒業公演への思いを語った。 【写真】初々しい2019年から徐々に凛々しい表情に…えくぼがキュートなFukaの6年間の“変化” 23日に横浜スタジアムで行われたファンフェスティバル。卒業発表後初めてのパフォーマンスに、涙を流すファンもいた。「『辞めないで』とか言っていただいて……卒業する実感がより沸いてきました」と少し寂しそうな表情を浮かべた。 実は1年前にも卒業を考え、dianaマネジャーに相談した。話し合いに加えて、自分の中でもまだできるという思いがあったことから今年度も継続を決意。集大成の思いで過ごし「完全にやり切ったというのがあったし、任せられる子も多くなってきてみんな頼もしくなったので」と、今度こそ本当に卒業を決めた。 小学1年のときにチアを始めたのがダンスとの出会い。その後ヒップホップに夢中になり、地元・横浜でdianaのパフォーマンスを見たことがオーディションを受けたキッカケだった。小顔に長い手足で表現する高い技術のダンス。マネジャーは当時を思い出し「輝いていました。スタイルもいいし華もある」と懐かしそうに微笑んだ。 晴れて合格切符を掴んだFukaだが、苦難が待っていた。これまで経験したことのない“可愛い系ダンス”に戸惑いを隠せず「これまで格好いい系のダンスを頑張っていたので、『ちょっと間違えたかな。いるべき場所じゃないかもしれない』と思ってしまったんです」。しかし夏前の名古屋遠征選抜に1年目で唯一選出されたことで、責任感が増した。またこれまで経験したことのなかったファンと一体となって盛り上がる喜びを感じたことで「来年もやりたいなと思えるようになりました」と覚悟を決めた。