反抗期は子どもからの「サイン」? 向き合うのに疲れた時、大切にしてほしいこと【体験談】
中高生のお子さまがいる保護者のかたにとって、最大のお悩み「反抗期」。何を言っても反抗的な態度に、大事な成長の過程とはわかっていても、疲れてしまうこともありますよね。 そこで、反抗期のお子さまに悩んだ先輩保護者の体験談をマンガ化。見守りのプロ「赤ペン先生」の、温かいアドバイスを参考にしてみてください。
反抗期の息子に向き合うのに疲れた…どうすればいい?
息子タクミの反抗期に悩む母親。テストが近いのに、勉強もせずダラダラするタクミに「勉強しなくてもいいの?」と声をかけます。
ちょっと注意しただけで、逆ギレのような態度を見せるタクミ。しつこく注意しても聞き入れようとしない息子の様子に、母親は疲れてしまいました。
疲れ切った母親に代わって父親が注意しますが……。
結果は同じ。「ウザい」のひと言を残して部屋を出て行きました。
どのようにタクミと接すればいいのか悩む2人。父親は「何も言わなければ勉強し始めるかも」と冗談交じりに言いますが、その言葉に母親はハッとします。
タクミは本来、親に言われなくても自主的に動ける子なのです。両親はあれこれ口出しするのを控え、タクミを信じて見守ることにしました。
テストが始まり、早めに帰宅したタクミは「テスト勉強する」と言って自室に向かいます。玄関にカバンを放置することもありません。これには母親もビックリ。
タクミの自主性を信じて見守るようになってから、両親の心にもゆとりが生まれたようです。
Q 中学生になり反抗期真っ只中の子ども。どう接すればいい?
A:お子さまが「反抗期」という名の成長段階に入った途端、それまでの和やかな雰囲気がギスギスしたものに一変してしまった、というご家庭も少なくないかと思います。お子さまの心が成長している証しですから喜ばしいことであるはずなのに、拍手喝采で「やった! ついに反抗期!!」とはなりませんね。たいていは「とうとう来たか……」と眉をひそめ、ため息をつき、反抗期のないご家庭をうらやましく思って肩を落とす、といった感じではないでしょうか。 いつ終わりを迎えるのかわからない反抗期の間ずっと、ぎくしゃくピリピリした毎日を過ごさなければならないとしたら、保護者のかたも疲れ果ててしまいますよね。この時期をより軽やかに乗り越えるには、少しだけ意識を変えてみる必要がありそうです。 そこで、反抗期が始まったら、お子さまから保護者のかたに次の3つのサインが送られた、と考えてみてはいかがでしょうか。