Nothing Phone (2a)レビュー。ついにおサイフケータイ対応、2024年ミッドレンジスマホの本命
イギリス・ロンドンに拠点を置く新興メーカー Nothingが、5万円前後で買える最新スマートフォン「Nothing Phone (2a)」を発売しました。 Nothing Phone (2a) のそのほかの写真 Nothingはこれまでに2台のスマートフォン Nothing Phone (1), Nothing Phone (2)を販売しており、いずれも目を引くデザインと優れたコストパフォーマンスが高く評価されています。 最新作Nothing Phone (2a)は、待望のおサイフケータイに対応しながら、上位モデルのNothing Phone (2)に比べて2万円も安い価格で登場する、コスパをさらに極めたモデルです。
5万円でも質感良し、美麗な前面デザイン
Nothing Phone (2a)が同じ価格帯のスマートフォンに比べて明らかに優れているのはやはりデザインです。 これまでの2作は背面の中央に充電コイルのようなパターンを据え、その周りにLEDライト(Glyphインターフェース)を配置していましたが、Nothing Phone (2a)はワイヤレス充電に対応していないこともあって、パターンを大幅に変更しています。 背面のデザインは上下に分割しており、上部には2つのカメラレンズを大胆にも真ん中に並びます。その周りにはNFCセンサーの位置を示す円形のパターンと、通知や着信で光るLEDライト「Glyphインターフェース」を配置(詳しくは後述)。 下部はニューヨークの路線図からインスピレーションを得た波線のパターンになっています。 背面にFeliCaのロゴマークはなし。FeliCaチップはカメラ付近に搭載します。 前2作と比べると平面的で立体感は薄め。Phone (1)よりもパターンの作り込みは精細です。 背面のド真ん中に大胆に並べられた2つのレンズは、正式発表前のリーク段階で見た時は眉間にシワが寄りましたが、実物を手にしてみるとそれほど悪くありません。 実用面で言えば、机に置いて操作してもガタつかないため、左上にレンズをまとめた前2作よりも優れています。 5万円前後という価格設定の影響は、背面の素材に現れています。 これまでの2機種はガラスを採用していましたが、Nothing Phone (2a)の背面はポリカーボネートです。安っぽさはありませんが、指紋とホコリが付きやすく、カバーなしで使う場合はガラスほどキズに強くないことに留意する必要があります。 特にブラックは指紋とホコリが目立つため、気になる人はミルクを選ぶと良いでしょう。 側面フレームは100%再生アルミニウム。わずかにザラつくプラスチックで覆うことで滑りにくくなっています。