フェイスシールド・マウスシールド「マスクに比べ効果弱い」 分科会・尾身会長
政府は23日、有識者らによる新型コロナウイルス対策分科会(会長・尾身茂地域医療機能推進機構理事長)を開いた。その後、尾身会長が会見し、感染防止目的で使用されているフェイスシールドとマウスシールドについて「研究が進行中で最終的にサイエンスとして確定したわけではないが、文献などを総合するとフェイスシールド、マウスシールドはマスクに比べて、効果が少ない、弱いということは言える」と見解を示した。 【動画】年末年始の休暇延長を議論 コロナ分科会後に尾身会長と西村大臣が会見
尾身会長は、フェイスシールドについて「もともとマスクと併用し、眼からの飛沫感染防止のため(に使われていたもの)」だと説明。マウスシールドは「一部産業界で使われてきた」と語った。 そして「マウスシールドとフェイスシールドの感染防止効果については、きょうの時点では我々はこう(マスクに比べて効果が弱いと)判断した。今後さらなるエビデンス(証拠)でさらに明確に言えるようになりたいと思っている」と述べた。