部屋が汚いと子どもの学力が低下する? 「汚部屋」が子どもに与える“4つの悪影響”
デメリット3:家族のイライラが増えて喧嘩が多くなる
「部屋は心の鏡」というのは聞いたことがありますよね。忙しい時やイライラしている時、上手くいかない時というのは部屋が散らかっていることが多いです。 逆に部屋が整っていると、気持ちも整っていて毎日が清々しいものです。 私は、汚部屋時代は余裕がなく、毎日家族にイライラしていました。「片付けなさい」と子どもに怒ったり、夫には小言を言いながら嫌々と家事をしていました。そのため家族との関係はあまり良くなく、子どもからは「プンプンママ」と言われたこともありました。そして私のイライラが伝染して、子どもの口調も私に似てキツイ言い方になっていました。「このままじゃいけない……」と思うようになりました。 「何で家族に優しくできないのだろう……」常に自己嫌悪に陥っていましたが、それを断ち切るために思い切って不必要なものをたくさん捨て続けました。少しずつモノが減って、部屋に余白ができてくると、心にも余裕が出てきて、自然と家族にも優しい言葉が出てくるようになりました。 もし、毎日イライラしていて家族に優しくできないという人がいたら、それは部屋が散らかっていて片付いていないからなのかもしれません。イライラしてしまうことは子どもにとっても悪影響なので、片付けることをおすすめします。
デメリット4:片付けられない大人になる確率が高くなる
今の部屋の状態は子どもの常識になります。散らかっていてモノが散乱している部屋で育つとその状態が子どもにとっての普通になります。「部屋が汚い」と思わないため、片付けようとも思いません。そして片付けられない大人になる確率が高くなります。 学校の勉強では片付けや整理整頓については教えてもらえません。なので親が整理整頓について教えてあげるしかないと思っています。 教えるといっても、 (1)要らないモノは捨てる (2)自分にとって大切なモノ、必要なモノを残す (3)定位置を決めて、出したらしまう ということを習慣づけていくことが大切です。 普段から、「ゴミはゴミ箱に捨てる」とか、「脱ぎっぱなしにしていたら、置き場所を作ってそこにしまうルールをつくる」など、簡単なことでいいと思います。その積み重ねが子どもの常識になっていきます。もちろん親ができていなければ説得力がないので、子どものためにも一緒に頑張りたいですよね。