部屋が汚いと子どもの学力が低下する? 「汚部屋」が子どもに与える“4つの悪影響”
こんにちは。片付けについて発信している、ありママです。 子どもに手がかかるうちは、日々のタスクをこなすことに精一杯で片付ける余裕がなく、つい後回しになりますよね。けれど、放っておくとあっという間にモノは増え、汚部屋になってしまいます。汚部屋で過ごす期間が長くなると、肉体的にも精神的にも子どもに与える影響は大きくなります。 【漫画で読む】塾なしで開成中学に合格した家庭が実践「勉強好きの子どもになる間取り」を大公開! 今回は子どもにとって汚部屋で過ごすことのデメリットについてお話しします。私自身、モノが多い環境で育ったので、その経験も踏まえてお話ししたいと思います。
デメリット1:アレルギーになるリスクが高くなる
モノがたくさんあると、掃除のハードルが上がり、掃除自体が行き届かなくなってきます。そして埃やカビ、ダニが増えていきます。ハウスダストとして体内に吸い込んでしまうと、アレルギー症状は悪化します。 私は子どもの頃からアレルギー性鼻炎で通院していました。酷い時は鼻水が1日中止まらず、学校のテストの時に大変だったという記憶があります……。 アレルギーの血液検査をした結果、埃やダニなどのハウスダストが原因と診断され、母がこまめに寝具の手入れをしてくれましたが、それでもなかなか治りませんでした。 しかし、1人暮らしをすることになってからはピタッと鼻水が止まりました!(笑) そして、実家に帰省した時はまた鼻がムズムズして鼻水が酷くなったので、やっぱり原因は実家の埃やダニなのかもしれない……と思いました。 実はフォロワーさんの中にも、実家に帰省した時に古い布団で寝たら体がかゆくなった、鼻がムズムズしたという方は意外と多かったです。子どもにアレルギー症状がなるべく出ない環境にするためにも日々片付けて、部屋を清潔にすることは大切です。
デメリット2:集中力が低下する
上の2つの写真だったら、どちらの方が好きなことに集中できる環境でしょうか? もちろん片付いている環境ですよね。視覚的なノイズがあると、そちらに注意を奪われてしまいます。特に小学校からは家庭学習をしなければいけません。勉強で必要でないものが机の周りにあると気が散って、集中して学習することは難しいですよね。ゲーム機器やスマホが近くにあったら、ついつい触ってしまいたくなるものです。子どもには「集中して勉強しなさい!」と言ってしまいがちですが、それは子どもの精神力が弱いのではなく、環境が整っていないせいです。 中学校の教師をしているとき、三者面談で「うちには勉強する部屋がない」と生徒が話していました。「図書館で勉強すればいい」と生徒の保護者は言っていましたが、子どもにとって、自宅で学習する環境が整っていないことは成績にも大きな影響を与えます。「勉強しなさい」ではなく、学習に集中できる環境を整えてあげることが大切です。