世界1974台限定、3642万円! ポルシェ911ターボ50周年記念モデル『911ターボ50イヤーズ』予約受注開始!
ポルシェジャパンは8月16日、911ターボの誕生50周年を記念した限定モデル『911ターボ50イヤーズ』の予約受注を開始した。税込車両価格は3642万円で、ハンドル位置は左右から選べる。 ベースモデルは先代911ターボS、内外装にわたって歴代911ターボを彷彿とさせるデザインを採用 911ターボ50イヤーズは、卓越したパフォーマンスと最高級の素材を独自のデザイン要素と組み合わせている。歴代の911ターボを彷彿とさせるインテリアとエクステリアが、時代を超えたエレガントで現代的なスタイリングエレメントによって補完。オプションのヘリテージデザインパッケージによって、アニバーサリーモデルの美しさがさらに洗練されたものとなる。初代911ターボがデビューした年にちなみ、先代911ターボSをベースに1974台が生産される。 1974年に登場したタイプ930の911ターボは、世界中のレースを席巻した917/10および917/30のハイライトであるターボ技術を市販のハイパフォーマンススポーツカーに導入し、ユニークなデザインとこれまでにない日常的な使いやすさを組み合わせたモデルだった。2019年に発表された911ターボSをベースとする911ターボ50イヤーズはこの遺産に敬意を表するとともに、その再解釈を試みている。 可変タービンジオメトリー(VTG)ツインターボを備えた3.7L 水平対向6気筒エンジンは650ps/800Nmを発生。車両重量は1640kgで、パワーウェイトレシオは2.52kg/ps。静止状態から100km/hまでわずか2.7秒で加速し、200km/hまでの加速タイムは8.9秒を誇る。8速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)と、完全可変トルク配分電子制御式リヤディファレンシャルロックを含むポルシェトルクベクトリングプラス(PTVプラス)を備えたアクティブ4WDのポルシェトラクションマネジメント(PTM)によってアウトプットをホイールに伝達。ブラックテールパイプ付のスポーツエグゾーストシステムは標準装備だ。 また、車高を10mm低く設定するポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)スポーツサスペンションとフロントアクスルのリフトシステム、ポルシェダイナミックライトシステムプラスを含むLEDマトリックスヘッドライトも標準装備。標準のPCCBブレーキシステムのブレーキキャリパーはブラック仕上げとなる。 標準装備のサイドビニールグラフィックは、1973年のフランクフルトモーターショーで発表されたポルシェ911ターボの前身であるポルシェ911 RSRターボの歴史的なカラーリングにちなんだもの。また、ポルシェターボ専用カラーのターボナイトを911に初めて採用。ターボナイトは、リヤエンジンカバー、燃料タンクキャップ、ポルシェクレストのインレイ、さらには“Turbo 50”のモデルロゴにもコントラストカラーとして使用されている。リヤウイングブレード、リヤエプロン、ミラーベース、エアインテークトリムに採用されているアンスラサイトグレーも、歴史への言及だ。 リヤエンジンカバーグリルのバッジには、ターボチャージャーのアイコンと1974-2024の西暦があしらわれている。ドアを開くと、LEDドアプロジェクターが車の横の地面にターボチャージャーの映像を投影。ホイールは、ターボナイトの911ターボSエクスクルーシブデザインが標準装備となっている。 インテリアにもターボの歴史が色濃く反映された。911ターボ初期モデルへの特別なオマージュとして、アイコニックなマッケンジータータンがシートカバーのセンターパネルとインテリアドアパネルを飾る。ターボナイトのコントラストが通常の911ターボSとの違いをさらに際立たせている。ターボナイトアクセントには、シートベルト、スイッチ類、デコレーティブステッチ、ブラックレザーのデコレーティブインレイ付トリムストリップ、GTスポーツステアリングホイールのポルシェクレストが含まれる。 また、ブラックブラッシュアルミニウム仕上げのドアキックプレートには“Turbo 50”ロゴのイルミネーション、アダプティブスポーツシートプラスのヘッドレストには同ロゴの刺繍、左側リヤシートの背面にも“Turbo 50”ロゴが配されている。グローブボックス上には、“Turbo 50”ロゴとリミテッドエディション番号が刻まれたアルミニウム製記念プレートが付く。Aピラー、サンバイザー、ルーフライニングのトリムはパンチングRace-Tex製。ダッシュボードには、専用デザインのアナログ式ポルシェデザインサブセコンドクロックが装備される。 オプションのヘリテージデザインパッケージは、1970年代の911ターボモデルを彷彿とさせる数々の専用デザインと装備でアニバーサリーモデルを補完する。ベースカラーはアベンチュリングリーンメタリックだが、911の標準カラーとPTSプログラム塗装カラーの両方が用意されている。 ヘリテージデザインパッケージでは、0から99までの個別に選択可能なカーナンバーが付いたロリポップ、“50 years of Turbo”ロゴ、および“Porsche”ロゴの3つの要素で構成されるホワイト(サテン仕上げ)の高品質なデコレーティブグラフィックを採用。ミニマルな外観を好む方はグラフィック要素の一部または全部を省くことができる。フロントボンネット、およびブリリアントシルバーとホワイト(サテン仕上げ)で塗装されたスポーツクラシックホイールのセンターキャップには、1964年の歴史的なポルシェクレストがあしらわれる。リヤの“Turbo 50”と“Porsche”のロゴはゴールドだ。 インテリアでは、レザーの追加装備とタータンチェックのデザインエレメントがアニバーサリーモデルをさらに引き立てる。ダッシュボードトリム、グローブボックス、シートバックレストのインレイにはクラシックパターンを採用。ステアリングホイールには歴史的なポルシェクレストが取り付けられており、センターコンソールの収納ボックスにはレザーにエンボス加工された“Porsche Exclusive Manufaktur”ロゴが備わる。メーターパネルの文字盤とスポーツクロノクロックはグリーンで仕上げられる。 この911ターボ50イヤーズのオーナーは、特別なタイムピース『911ターボ50イヤーズクロノグラフ』を購入することができる。このウォッチは、COSC(The Contrôle Officiel Suisse des Chronomètre=スイス公式クロノメーター)認定のフライバック機能付きポルシェデザインムーブメントWERK 01.200を搭載。自動車と同様に、この時計も1974本の限定生産で、クラシックなデザインと現代的なテクノロジーが融合されている。ターボナイトのエレメントを配したブラックの文字盤は、ダッシュボード上のクロックを完璧に再現。ブラックの車両用レザーにターボナイトのデコレーティブステッチを施したストラップは、フォールディングクラスプを備える。透明なケースからは、911ターボ50のホイールと同じスタイルの巻き上げ式ローターを目にすることができる。チタン製ハウジングに刻印されたリミテッドエディション番号は、車両のリミテッドエディション番号に対応。このクロノグラフには、ヘリテージデザインパッケージと組み合わせた特別バージョンも用意されている。
MotorFan編集部