FPママが伝授! 8人家族で食材費月6万円の秘訣
ネットスーパーを使う
最近は、夫が買い出しに行ってくれるのであまり使っていませんが、以前はネットスーパーを利用していました。ネットスーパーは、商品を画面上でカゴに入れると、合計金額が表示されるので、予算を守って買いやすいのがメリットです。お店に行くと、特売やタイムセールの誘惑に負けて、余計なものまで買ってしまうので、無駄買い防止の意味でも利用する価値が大きいと思います。 品物は自宅に届けてもらえるので、買い出しに行く時間と労力も節約することができます。重いものはもちろん、冷蔵品と冷凍品を分けて運んでくれるので、冷蔵庫にしまうときもラク。いいことづくしです。 自宅に届けてもらえるという点では、生協などの宅配もありますが、個人的にはネットスーパーのほうがおすすめです。生協などの宅配は、配達の曜日が決まっています。注文した商品が届くのは翌週のその曜日になってしまうので、その間にスーパーで買ったものとダブってしまったり、予定が変更になって結果的に食材が無駄になってしまったりと、管理が難しいためです。 宅配を利用するのであれば、完全に宅配だけにするとよいでしょう。スーパーは使わずに、宅配の中ですべてまかなえば、食材費=宅配予算となって管理しやすく、ダブって買ってしまうミスも防げます。
献立は食材とタレのマトリックスで決める
以前、献立に悩むのが嫌で、夕食用の調理キットを利用してみたことがありました。野菜と肉や魚といった食材と、調味用のタレがセットで届くのですが、あるときふと、「これって、パターンを決めれば自分でもできるんじゃない?」と気づいたのです。 結局、献立は素材の組み合わせと味付けの掛け算。これは仕組み化できると思ってつくったのが、素材と味付けのパターンリストです。 買い物をするときは、メインとなる肉か魚を3日分選び、組み合わせる野菜を赤、緑、黄色で揃えれば、栄養バランスも整います。買ってきた素材を、好きな味付けで焼くなり、煮るなりすれば、レパートリーはいくらでも増やせます。疲れたとき用に、味の素「Cook Do」などの合わせ調味料を常備しておくと、"疲れた外食"を防ぐことができますよ。 【著者】 橋本絵美 福岡県出身。慶應義塾大学商学部卒。2男4女を育てる大家族ファイナンシャルプランナー。お片づけプランナーとしても活動中。相談を受ける中で得た知恵と自身の経験を生かした家計改善術や共働きパパママ、ワンオペママを中心に生活がラクになる片づけ、家事のアドバイスが好評。
橋本絵美(ファイナンシャルプランナー)