「今までの性的行為はなんだったの?」と感じる女性も…経験人数1000人超え“カリスマ緊縛師”(40)に「縛られた人」が見せた“驚きの変化”とは
世界的に有名な緊縛モデルから突然DMが来て…
――鵺神さんに縛られに来る人は、月にどれくらいいるのですか? 鵺神 具体的な数字はわからないですが、ある程度先まで予約は埋まってます。海外にも行っているけど、日本での活動のほうが忙しいですね。 ――海外で活動を始めたきっかけは。 鵺神 Facebookがきっかけで、海外ツアーをやってからですね。ある日突然、フランス人の女性から「海外ツアーに興味はないか」というDMが届いたんです。 最初はどうせ嘘だろうと思って、テキトーに返事をしていたんですけど、彼女のプロフィールを見に行ってみたら、ヘッダー写真にうちの業界のドンが映っていて。「……あ、これは本物だ」と。 ――その女性は何者だったのですか。 鵺神 世界的に有名な緊縛モデルだったんです。彼女はモデルとしての実績もあり、日本の緊縛についても知り尽くしていて信頼できると思いました。だから彼女の提案に乗っかって、海外ツアーをさせてもらいました。 ――今では海外に支部もあるそうですね。 鵺神 ブルガリア、スペイン、ベルギー、ドイツ、香港、韓国、オーストラリアに支部道場があります。 ――ヨーロッパが多い。 鵺神 縛りの文化やコミュニティは、ヨーロッパが進んでいるんです。アメリカに比べたら10年くらい進んでいるんじゃないかな。
日本だと緊縛=変態のイメージだが…海外の人はどう捉えているのか?
――海外と日本では緊縛の捉え方が違う? 鵺神 日本だと緊縛=変態のイメージなので、エロとして捉える人が多い。そういう文化背景があるから仕方のないことなんですけど。 一方、海外では、エンターテインメントとして見る人、アートとして見る人、性的コミュニケーションとして見る人など、多種多様です。緊縛に対する偏見がないので、海外のほうがやりやすいですね。 ――いわゆるVIPの人に縛りを教えることもあるのでしょうか。 鵺神 国内外問わず、私の顧客には著名な方もいますし、お金持ちの方に教えることもありますね。 そういう方々は口を揃えて「ベッドの上で、裸一貫で戦える術がほしい」と言うんです。ベッドの上で裸になったら、お金を持っているかどうかとか、どんな地位についているかとかも関係ないじゃないですか。 だから、肩書きや権力、財力……そういったものに頼らず、技術だけで戦えるようになりたいらしいんです。