「今までの性的行為はなんだったの?」と感じる女性も…経験人数1000人超え“カリスマ緊縛師”(40)に「縛られた人」が見せた“驚きの変化”とは
縄にとらわれず、体の使い方を重視するのが「鵺神スタイル」
――縄にとらわれた方法ではないと。 鵺神 要は「コミュニケーションを取りながら相手の自由を制限する」のが責めであり、縛りなのではないかと。それで、「縄」という言葉を使わずに「責縛」という言い方をするようになりました。 それが新しいもの好きの海外の人に注目されて、流行ったんですよね。ただ、今はあまり「責縛」という言葉も使ってなくて。あくまで「鵺神スタイル」のひとつという位置づけです。
――鵺神スタイルとは? 鵺神 武道の捕縛術的にフォーカスした体の使い方を「鵺神スタイル」と呼んでいます。だから「鵺神スタイル」は、緊縛に限りません。 縄を使う場合も、「鵺神スタイル」をどう縄の縛り方に活かすか、というのが重要。もちろん独自の縛り方や型はありますが、私が何よりも大切にしているのは体の使い方なんです。 ――手などを使わずに女性を絶頂に導けると聞きましたが、それも鵺神スタイル? 鵺神 メディアでその話をしましたが、あれは演出の部分もあります。そもそも「絶頂」の定義って曖昧じゃないですか。主観なので、本当に絶頂したかどうか、こちら側にはわからない。 私は目に見えるもの主義だから、そこは深く追求していません。もちろん鵺神スタイルで性的な快感を得ることはできますが、絶頂したかどうかは本人次第なんです。
「特殊な性癖を持っている方は極めて少ない」女性が縛られに来る“本当の理由”
――鵺神さんに縛られに来るお客さんは、どんな人が多いのでしょう。 鵺神 基本、女性のお客さんが多いです。たまに男性が縛られに来ることもありますけど、私は性的対象が女性なので、男性のお客さんに対しては「嫌な思いをするかもしれませんよ」と伝えています。ときどき「なんでそんなに素っ気ないんですか?」と言われることがあるので。 ――男性は縛り方を学びに来る? 鵺神 そうですね。より良いセックスのために技術の提供はするけど、それ以上はないですよ、という意味もあって、男性の方には「嫌な思いをするかも」と事前に言っています。 ――女性はどういった理由で縛られに来るんですか? 鵺神 理由はさまざまですが、性的倒錯症候群やパラフィリア、マゾヒストといった特殊な性癖を持っている方は極めて少ないんですよ。 ただ、多くの女性がなんらかのストレスを抱えていますね。ストレスを発散したい、あるいは寂しさを埋めたいという感じで私のところに来ます。