森保J、中国戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 9戦9発FWに“裏MVP”…アピール不足は?
局面で「重要な得点を奪った」小川の存在は大きい
■中村敬斗(スタッド・ランス)=★★★☆☆(→後半19分OUT) 狭いスペースで局面を打開するのに苦労したものの、伊東との“スタッド・ランス”コンビで息の合ったサイドチェンジを披露。持ち味であるカットインからのシュートシーンはあまり作り出せず。後半の方が自身の良さを出せていた印象だ。 ■南野拓実(ASモナコ)=★★★☆☆(→後半19分OUT) 左サイド狭いスペースで中村とのコンビネーションに苦労。開始早々に縦パスを受け上手くターンで前を向くギャップを突くプレーは示したものの、得点に絡むことはできなかった。それでも、守備では献身的な姿もあった。 ■久保建英(レアル・ソシエダ)=★★★★★(→後半39分OUT) 裏の“MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)”。先制のコーナーキックを得たのも、久保の鋭いカットインシュートからだった。2本のコーナーキックでキッカーを務め、得点に関与。相手を翻弄するドリブルから絶妙なテクニカルファウルなど、攻守両面で輝いていた。 ■三笘 薫(ブライトン)=★★★★☆(←後半19分IN) 左サイドでインナーラップした前田へスルーパスを送りチャンスを演出。ドリブルで突破を図るシーンは限られたが、要所要所でクオリティーの高さを見せつけた。 ■鎌田大地(クリスタル・パレス)=★★★★☆(←後半19分IN) あまり生まれていなかった中央で複数人関わった崩しを、投入後から何度も実演。特に板倉、遠藤、鎌田、田中と連続でダイレクトパスをつなぎゴールに迫ったシーンはその一例とも言える。 ■前田大然(セルティック)=※出場時間短く採点なし(←後半39分IN) 前線から高速プレスでボールを奪った終盤のシーンは見事。シャドーの一角で途中からピッチに入ったが、内側からのランニングで相手のポケットを突く裏抜けが効果的だった。 <FW> ■小川航基(ナイメヘン)=★★★★★(後半32分OUT) セットプレーと流れのなかから頭で合わせ2ゴール。ストライカーとしての嗅覚を最大限に発揮している。重要な得点を前後半で奪った文句なしのMOMだ。国際Aマッチ9戦9発と驚異的な数字も残している。 ■古橋亨梧(セルティック/スコットランド)=★★★☆☆(←後半32分IN) 限られた時間の出場だったなか、鎌田から受けた鋭いグラウンダーのパスを上手くシュートにつなげられればと悔やまれる。見せ場はそこまで多くなかったが、センターフォワードとして結果を残せなかった。
FOOTBALL ZONE編集部・金子拳也 / Kenya Kaneko