40代からの「ゆらぎ肌」を立て直すシンプルケア6つ。使用を避けたほうがいいアイテムも
肌がゆらいでいるときこそ、ケアはシンプルがいちばんと心得て。過剰なケアで肌に負担をかけたり、間違ったケアでバリア機能を低下させていないか、毎日のケアを再点検しましょう。皮膚科医の小林智子さんに教えてもらいました。
ファンデーションは肌に負担の少ないパウダータイプを
肌に密着するメイクは落ちにくく、クレンジングの過程でバリア機能を担う保湿成分が流出することも。 「ゆらぎ肌のときのメイクは、落ちやすいパウダータイプを選んで」(皮膚科医専門医・小林智子さん、以下同)
たっぷり泡でとにかく優しく洗顔
肌摩擦を起こさないよう、たっぷりの泡で優しく、が鉄則! 「ただし、肌摩擦を恐れて鼻など皮脂が多い部分の洗浄が不十分だと汚れが残り、肌トラブルの原因に」
化粧水などのアイテムを敏感肌向けにチェンジする
肌がゆらいでいるときは成分が刺激となることも。 「近年の化粧水は多機能。それだけ肌に負担をかける可能性もあるので、ゆらいでいるときは敏感肌用を選んで」 乳液は水分と油分をバランスよく含み、1本でケアがすむアイテム。化粧水でヒリヒリするなら乳液だけのケアにするのもおすすめだそうです。 「化粧水で刺激を感じるなら、使わずに乳液だけで保湿を。化粧水はマストではありません」
乳液・クリームは点置きしてからムラなく伸ばす
肌にまんべんなく行き渡るように塗るのがコツ。 「両頬・おでこ・鼻・あごの5か所に置き、指の腹を使って塗るとムラになりにくく、しっかり保湿ができます」
カサカサな目元&口元は密着するクリームを重ねる
皮脂が少ない目元や唇はバリア機能が低下しやすいパーツ。「ワセリンのような刺激が少ないものや、硬めのテクスチャーで肌に密着するクリームを部分的に重ねてみて」。 また、高浸透のシートマスクや導入美容液は肌状態が改善してから使用するように心がけて。「高浸透をうたっているものは、肌なじみをよくするため界面活性剤が多く含まれている場合も。刺激にもなるので、基本的に肌がゆらいでいるときは避けるのがベターです」
肌をつくるタンパク質+ビタミンDを積極的にとる
「肌の材料となるタンパク質、炎症を抑えるビタミンDに注目を。鮭はどちらの栄養素もとれる優秀食材です」。植物性タンパク質は納豆、ビタミンDは干ししいたけに豊富。
ESSE編集部