ボクシング 辰吉丈一郎の次男、辰吉寿以輝が18戦目でタイトル初挑戦 「もちろんKO。それが辰吉家の美学」 王者の中嶋一輝「倒せるときに倒せたら」
王者の中嶋は1回目の計量で55.35キロと約10グラムオーバーしたが、すぐに全裸になってクリア。「ぴったりいこうと思ったんで。(体調は)いつも通り。完璧です」とコンディションは問題ないとした。寿以輝については「身長が(思っていたより)低いんやな」と印象を語り、「辰吉っていう名前なんで、注目度は高いかなと思います」と静かに闘志を燃やした。
8月に元東洋太平洋、日本スーパーバンタム級王者で、東洋太平洋同級7位だった和氣慎吾(37)=FLARE山上=に2回KO勝ち。バンタム級との東洋太平洋2階級制覇王者は、2021年10月に東洋太平洋バンタム級王座、昨年6月にWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王座の初防衛戦でともにTKO負けしており、〝鬼門〟の初防衛戦を三度目の正直で突破した。
奈良・大和郡山市出身の中嶋は「関西同士の対決なんで気合が入ります。うまく闘って、倒せるときに倒せたら」とこちらもKO勝利しか眼中にない様子だった。
興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で午後5時45分から独占無料生配信される。プロ戦績は寿以輝が17戦16勝(10KO)1分け、中嶋が19戦16勝(13KO)2敗1分け。(尾﨑陽介)