行方不明犬が9年ぶりに発見され飼い主と“奇跡の再会”「すっかり変わり果てた姿に…」
9年で変わり果てた姿に…
再会したギズモは11歳となっていた。モレナスさんに可愛がられていたころの容姿ではなかったもの、お互い、すぐに分かったという。 「見た目はすっかり違っていたのに、目を見るとすぐにギズモだと分かりました」 「名前を呼ぶとすぐにギズモは首を傾げ、私をじっと見つめていました」 9年間、ギズモがどうやってひとりで生き続けていたのかは誰にも分からない。再会したとき、ギズモは足を引きずり、両目は感染症を起こし、歯も何本も抜けている状態だった。 また、影や高所、鳥を怖がる等、9年前にはなかった態度も見受けられるという。 モレナスさんは「まず、ギズモに愛情を注ぐこと」に集中し、少しずつ治療を進めていくつもりだ。 ギズモがモレナスさんの元で健康を回復し、穏やかで幸せな日常が戻ってくることを祈らずにはいられない。
文:宮田華子