【陸上】パリ五輪出場資格獲得条件の世界ランキングが更新 欧州選手権の結果を受け、1万m葛西潤、100mH寺田明日香らが圏外に
今夏のパリ五輪出場資格の獲得条件となる世界陸連(WA)のワールドランキング(Road to Paris)が更新された。6月7日~12日に行われた欧州選手権の結果が反映され、各種目で日本人が順位を落としている。 日本人の世界ランキングをチェック! パリ五輪の出場資格を得るためには参加標準記録を突破するか、ワールドランキングでターゲットナンバー(出場枠)に入る必要がある。 男子10000mでは27人の出場枠に対し、葛西潤(旭化成)が27位(1232点)につけていたが、D.L.ロバル(スイス)が欧州選手権において28分00秒32で優勝。ロバルの獲得ポイントが1235点となり、葛西は出場圏外の28位に押し出された。 このほか、男子100mの和田遼(ミキハウス)、坂井隆一郎(大阪ガス)、同110mハードルの横地大雅(Team SSP)、同やり投の﨑山雄太(愛媛競技力本部)、女子100mハードルの寺田明日香(ジャパンクリエイト)がターゲットナンバーから外れている。 ただし、例年の世界大会ではランキング上位者がケガなどで出場を見合わせることもあり、ターゲットナンバーのボーダーライン近くであれば、繰り上げで出場するケースも少なくない。 パリ五輪の出場権は6月30日までの参加標準記録突破者もしくは、ランキング上位者に与えられる。6月末には日本選手権のほか、米国をはじめ各国選手権、アフリカ選手権(6月21日~26日)が開催され、ワールドランキングも大きく変動することが見込まれている。
月陸編集部