ヤクルト・古賀優大、減額制限いっぱい450万円減で更改 今季は1軍出場なし 捕手争い意識し「誰にも負けたくない」
ヤクルト・古賀優大捕手(26)が10日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限いっぱい(年俸1億円以下は25%)となる450万円減の年俸1350万円でサインした(金額は推定)。 【写真】戸田で自主トレーニングを行ったヤクルト・古賀優大 今季は開幕前に左膝の半月板を損傷。手術を受けたため1軍出場なしに終わった。「オープン戦でけがをし、1軍の試合や2軍の試合をテレビで見ていて、すごく悔しいシーズンになった」と振り返った。悔しい1年を過ごした中、支えになったのは、1軍復帰への強い思いと家族の存在だった。「1番支えになったのは、復帰したときのために(試合映像を)見ておかないと駄目だないう思い。それと、子供から『パパが野球をやっている姿を早く見たい』とすごく言われたので、それが一番支えになりました」と明かした。 球団から背番号変更を打診され、来季は「57」から、過去に相川亮二、中村悠平ら先輩捕手たちも背負ってきた伝統ある番号「2」に変わる。契約交渉の席では「来年こそは頼むよ!」と期待の言葉をかけられ、「2番はすごく重たい番号。数多くの歴代のいいキャッチャーの方々がつけられているので、そこは心機一転、頑張りたい」と力を込めた。 今季は悔しい思いもしたが、外から野球を見ることで、「捕手の配球で、自分だったらこうやるのにな、というところで、中村さんや松本さんが座ったときにまた一味違うリードを数多く見られた。そこは良かった」と引き出しを増やした26歳。9年目の来季の目標として色紙に「〝チームのために〟」と記し「今年1年プレーできず、何も貢献できなかった。来年は与えられたことを、チームのためにやり抜きたい」と決意表明した。 左膝は状態は既に万全で「もう制限なく、自分のやりたいことをできている」と説明。1月の自主トレは2年ぶりに川端や山田らとともに松山で行う予定だ。中村、松本直、内山らとの激しい捕手争いを意識し「誰にも負けたくないという思いがやっぱり1番ある。1からのスタートになると思うが、キャッチャーのみんなに絶対に負けたくない」と闘争心をむき出しにした。