“赤っぽくない赤”は 10Kヘッドと相性抜群 USTマミヤ「アッタス RX サンライズ レッド」
アッタスシリーズとしては約2年ぶりに新作が登場。その名も「アッタス RX サンライズ レッド」。今モデルからアッタスは新シリーズとして、ネーミング、ラインアップ、性能を一新する。新シリーズ一発目のシャフトの特徴を、ギアの知識が豊富なミタさんが解説。飛距離性能、弾道、打感はアスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打して、性能を検証した。
四軸織物を手元に。高強度素材でサイドスピンが激減
【ミタさん】 今回紹介するのは「アッタス RX サンライズ レッド」です。 【シオさん】 色々とツッコミどころがあるんですけど、まず名前のテイストが今までと全然違いますよね。過去には9代目だからクールとか、13代目だからキングとかダジャレになっていましたけど。 【ミタさん】 今作から「RX」という新章に突入して名前も一新しました。 【コウタロウ】 「RX」はどういう意味ですか? 【ミタさん】 「RX」とは、「prescription(処方箋)」や「recipe(処方)」を意味する医療界の用語で、処方箋などに記される略語です。つまり、ゴルファーが持つ悩みを解決しようというコンセプトです。
【シオさん】 新シリーズの1発目は力が入っていそうですね。 【ミタさん】 もちろんです。タイプとしては先調子なのですが、手元から中間部に四軸織物を採用したことで切り返しの挙動を安定させています。 【コウタロウ】 四軸織物ってどういう素材ですか? 【ミタさん】 これはUSTマミヤが世界で初めてゴルフシャフトに採用した技術で4本の繊維を相互に編み込んだ独自のカーボンシートです。4方向に均一な剛性で、不必要なしなり、つぶれ、ねじれを抑える効果があります。 【シオさん】 前作の「アッタスV2」では四軸を先端部に使っていましたけど、今回は手元側に使ったんですね。
【ミタさん】 四軸だけではありません。ベースとなる素材も高強度タイプにしたことで今までの先調子タイプに比べてサイドスピンが激減しました。先端部にはトレカM40X素材を使って、当たり負けしない特性にしています。 【コウタロウ】 昨年は「アッタスシリーズ」の発売がなかった。「LIN-Qシリーズ」が登場した年は「アッタス」がお休みになると思っていました。 【ミタさん】 そのウラで2年間かけて新シリーズの開発をしていたみたいです。第1弾となる今作は、右のミスに悩みを持つゴルファーをターゲットにしているようです。 【コウタロウ】 先調子系が好きな私としては期待大です。