【警戒】“マーキング”にご用心!インターホンやポストに不審な“印”は犯罪のサイン?専門家「何らかの犯罪に使われる可能性」
帰省や旅行などで家を留守にすることが多い年末年始には、民家を狙った空き巣や強盗などの犯罪が増加するといいます。 【写真14枚】】“マーキング”にご用心!インターホンやポストに不審な“印”は犯罪のサイン?解説 画像で見る そんな中、表札やポストに知らない間に書かれた“印“が話題になっています。 『めざまし8』が取材したのは、熊本県のマンションで“印”を見つけたという男性。今年2024年の8月に、インターホンに“黒い丸が2つ“あることに気づいたといいます。 マンションのインターホンに“印”を見つけた男性: 最初は意味が分からなくて調べて、「マーキング」というものがあるんだなと初めて知りました。 えたいの知れないマーキングがされているので、早々に消しましたけれども、やっぱり気分のいいもんじゃないですね。 現状、盗難などの被害はないといいますが、マークの意味は、未だ謎のまま…。 犯罪などに使われる可能性がある「マーキング」。 マーキングにより、「住人の特徴」、「留守にする時間帯」、「侵入のしやすさ」「金品の有無」など様々な情報が、犯罪グループに筒抜けになることもあるといいます。 犯罪ジャーナリストの石原行雄氏と、許可を得て都内の住宅街を取材してみると、200戸以上ある集合住宅のポストにも、謎の“印”がいくつか見つかりました。 犯罪ジャーナリスト 石原行雄氏: これマーキングじゃないですかね、ここにもありますね。これ、マーキングの可能性高いのではないかと思いますね。 これ見る限りでは、ちょっと具体的に何を意味するのかは分からないんですけれど、悪質営業ですとか、あるいは“何らかの犯罪に使われる可能性”っていうのは、否定はできないと思います。 表札に「20」と数字が書かれていた家の住民に、話を聞くと…。 「ある日の夜、8時(20時)頃に家でウトウトしていたところ、突然、インターホンが鳴った。すぐに出られないでいると、インターホンを鳴らした相手も、すぐいなくなった」 翌朝、住民が表札を見ると、「20」という数字が書かれていたといいます。 住民の話から、書かれた「20」は「20時に不在」というマーキングとも考えられますが、実際は在宅しているので“誤った情報”になります。 しかし、石原氏はこの“誤った情報のマーキング”も危険性があるといいます。 犯罪ジャーナリスト 石原行雄氏: 最悪のケースを想定しますと、このマーキングというのは、悪質営業なんかがよくやる手口なんですけども、強盗ですとか、空き巣の下見なんかがやっていた場合、「20時(夜8時)に空き巣に入れる」と思ったら、実は家に人がいましたと。 出くわしてしまうと、そこで暴行などの危害を加えられる可能性が高まると。 ――不審な呼び鈴にも応答した方がいい? ドアを少し開けて断っても、(家の中を)見られるということがあるので。(出るとしても)インターホンだけで。 石原氏によると、プロの空き巣はインターホンを鳴らして玄関を開けてもらうだけで、くつの数や玄関の雰囲気で家族構成や資産を一瞬で見抜き「マーキング」を行うため、応答する際も注意が必要です。