「まさか見れるとは」 JALのパイロットに1日密着したら…… 知られざる業務の数々に反響 「プロとして素晴らしい」
日本航空(JAL)の公式YouTubeチャンネル「JAL、サブチャンネルはじめました。」で、パイロットの1日に密着する動画が公開されました。 【動画】JALパイロットの1日を見る JAL所属のスタッフたちの活躍を発信している同チャンネル。今回は花形であるパイロットのお仕事に密着するため、これまでにも動画の企画内でたびたび登場している和田さんの1日の業務を追いました。 会社に到着したら、まず出社を証明するためのサインを書く「ショーアップ」という作業を行います。この日の和田さんの乗務は、副操縦士として羽田空港(東京)と伊丹空港(大阪)の往復です。 ブリーフィングルームに移動し、目的地の空港名が書いてある札を受け取ったら、運航状況や天候をリサーチをするためのPCの上に掲示して機長の到着を待ちます。 和田さんによれば基本的に同乗する機長は初対面の人が多いそうですが、今回は一度フライトしたことのある小松機長とともに乗務します。小松機長が到着し、操縦に必要な資格の確認やフライトプランをお互いに共有した後、一緒に搭乗口へ向かい機内に入ります。コックピットでは、機器の動作チェックなど出発準備を進めていきます。 機内ではあわせて客室乗務員たちともブリーフィングを実施。気候や飛行情報を共有し、機内サービスやタイミングなどをすり合わせます。 再びコックピットに戻ったら、機長や管制官と離陸に向けての確認作業をします。乗客の搭乗が完了したら、いよいよ出発です。
ついに離陸!
全ての準備が終わると、ついに離陸。コックピットからは曇り気味の空ではあるものの、壮大な景色が見渡せました。離陸後も各所とコミュニケーションを取りながら安全運航に努め、飛行が落ち着いたら和田さんは機内アナウンス(PA)で自己紹介や天候などを伝えます。 なおPAのタイミングは、巡航状態に入り安全が確保できた上で実施しています。一時的に機長1人のみが操縦および管制官とのやりとりを行う状態になってしまうため、揺れが予想通りで問題ない状態であるかどうかや、危険な雲に入らないかどうかなど、細心の注意を払っているのだそうです。 その後、安全な運航を経て着陸。駐機場の停止線でぴったり停まれるよう飛行機を誘導してくれるマーシャラーの合図を見ながら、所定の位置に停止して到着です。 この日のフライトは羽田空港と伊丹空港の往復のため、到着したらすぐに復路に向けて点検を行っていきます。黄色い反射ベストを着用して外に出た和田さんは、機体に傷はないか、タイヤの状態はどうか、地面に何か落ちていないか、鳥がエンジンに入っていないかなど、飛行機を安全に飛ばせるかどうかを目視でチェックしていきます。 また、同時に天気も確認して離陸後をイメージしながら「あの辺の雲がちょっと影響しそうだな」と操縦士に共有することもあるとのことです。