「絶対、ディズニーホテルじゃなきゃダメ!」パーク滞在は1時間未満。「TDR宿泊オタク妻」が先月溶かした驚きの金額 !
チケット料金の値上げによる客離れも囁かれるなか、実際のパークは連日大盛況の東京ディズニーリゾート。その人気ぶりは健在で、国内にテーマパークは数あれど、他の追随を許さないというのが実情だ。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、物価高などの経済不安がある今、テーマパークでの消費の仕方についてこう話す。 「ディズニークラスになると、パレードオタクや、グッズ購入専門のグッズオタク、そしてディズニーホテルでの宿泊を目的とする宿泊オタクなど、一概に『Dオタ』といってもいろんなスタイルの『オタク=熱狂的ファン』が存在するようです。 情熱を注げることがあるのは良いことなのでしょうが、こうした『特化型のオタク』さんは、どうしても課金が大きくなりがち。家庭内で問題にならないよう、計画的なオタとして趣味をお楽しみになることをお勧めします」 なお、ディズニーホテルとは、TDR内にある「ファンタジースプリングスホテル」「東京ディズニーランドホテル」「アンバサダーホテル」「ホテルミラコスタ」「トイ・ストーリーホテル」「セレブレーションホテル」の6施設を指す。 ________________________________________ 今回、「Dオタ」を自負する妻に悩む男性から、妻の「宿泊オタク」ぶりについてお話を聞いた。この取材に伴い、複数のクラウドソーシングサイトにおいて「Dオタ」を自認する方限定で「いちばん好きなディズニーホテルはどこ?」というアンケートを実施したところ、60人中36人、全体の6割が1番好きと答えたのが東京ディズニーシーの中に位置する「ホテルミラコスタ」であった。 「妻は子供の頃ディズニーに行くたびに、そのホテルにいつか泊まりたいと思っていたらしいですよ」 アンケート結果を聞いてこう話すのは、首都圏在住34歳の大桑島孝也さん(仮名)。妻と息子と3人暮らしの会社員で、妻はTDRの大ファン。今回のアンケートでぶっちぎりの人気を誇ったホテルにも、子供の頃から憧れていたそうだ。 「首都圏に住んでいるにもかかわらず泊まりに行くんですね。妻は『ディズニーランド大好き一家』で育ちました。TDRは子供の頃から身近な存在だったようです」 孝也さんの妻は専業主婦。Dオタと呼ばれる人たちの中でも、ディズニーホテルに泊まることを主な目的としてTDRに出かける宿泊オタクである。 「結婚した頃は、そんな妻の行動を面白がって見ていましたが、最近はその暴走ぶりに病的なものを感じて、結構本気で悩み始めてます」 妻がディズニーの「宿泊オタク」となったいきさつを聞いた。 「僕たち夫婦は生まれも育ちもディズニーの隣接県。妻が子供の頃は、当時まだあった年間パスポートでしょっちゅう通ったそうです。ただ、宿泊したことはほぼなかったと」 こうした「TDR通でありながら宿泊経験がない」というフラストレーションが、大人になってから爆発したのではないか、というのが孝也さんの見方である。 「妻の話によれば、1つのホテルを常宿として、そこにしか泊まらないオタクもいるそうなんですが、妻は欲張りで色んなディズニーホテルに泊まります。新ホテルがオープンするとしばらくそこに通って部屋タイプを一通り試す、みたいな感じ」