編集部オススメのアートイベントTOP5: 大型インスタレーションで坂本龍一の創作を辿る、ポケモン×工芸展が東京開催!
1. 「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」(麻布台ヒルズ ギャラリー)
東京展だけの作品も! 工芸作家とポケモンの「化学反応」 工芸の多様な素材と超絶技法がポケモンと「化学反応」させたらどうなるか──人間国宝から若手作家まで20人のアーティストが本気でその問いに挑んだ。金沢の国立工芸館でスタートした本展は、ロサンゼルス、滋賀、静岡の巡回を経て東京へとやってきた。 【写真】オススメのアートイベント画像はこちら 東京展では、新たに吉田泰一郎による全長約2メートルの《ミュウツー》、植葉香澄による美しい文様を纏った《蔦唐草文ジュペッタ》を含む新作が加わる。さらに、桑田卓郎はピカチュウをモチーフにしたカップとボウルの数を倍増させ、タイル576枚を加えた圧倒的なスケールの展示を展開。新作4点を含めた約80点が展示される。 ポケモン×工芸展―美とわざの大発見― 会期:前期 11月1日(金)~12月25日(水)、後期 12月26日(木)~2025年2月2日(日) 場所:麻布台ヒルズ ギャラリー(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MBF) 時間:10:00~19:00(金土祝前日は20:00まで、入場は30分前まで) 休館日:なし
2. 「Competitive Meditation」(PARCEL)
徐震と新技術に挑む2人の中国人作家の創作を紹介 中国を代表するアーティストの徐震(シュー・ジェン)が「芸術や文化における無限の可能性を追求する」という強い理念のもと、2014年に上海に設立したMadeIn Gallery。本展では、徐に加え、同ギャラリーに所属する陸平原(ルー・ピンユアン)、李漢威(リー・ハンウェイ)による作品を紹介する。 2012年からフィクションを軸に創作活動を続ける陸平原は、人工知能を新たなイデオロギーとして捉え、「神」としてAIに自らが書いた物語や伝統的な神話を投げかけて新たな神話の登場人物を生成させる「Best of the Best Draw」シリーズや、人間の言語を視覚化し、生命体のように表現する「Lingua Playful(言葉遊び)」シリーズを展示。テクノロジーを新たなメディアとし、それがどのように私たちの知覚、コミュニケーション、アイデンティティの構築に介入・支配するかを探る李漢威は、AIマッピング、指紋認証、CGレンダリング、3Dプリントなどの高度なアルゴリズムに依存する情報処理技術を駆使し、人間と機械の境界線がますます曖昧になる現象を探求する「Witness(目撃者)」シリーズの新作を披露。徐震は日本初公開作品を発表する。 「Competitive Meditation」 会期:11月23日(土)~2025年1月12日(日) 場所:PARCEL(東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-14 まるかビル2F ) 時間:14:00~19:00 休館日:月火祝