編集部オススメのアートイベントTOP5: 大型インスタレーションで坂本龍一の創作を辿る、ポケモン×工芸展が東京開催!
5. 坂本龍一 | 音を視る 時を聴く(東京都現代美術館)
大型インスタレーション作品10点が一堂に。坂本龍一の創作を振り返る 音楽家・アーティスト、坂本龍一(1952-2023)の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、日本初となる最大規模の個展。坂本は50年以上に渡って多彩な表現活動を行い、常に時代の先端を切り拓いてきた。本展では、生前坂本が同館のために遺した展覧会構想を軸に、坂本の創作活動における長年の関心事であった音と時間をテーマに、6組のアーティストと協働した未発表の新作と、これまでの代表作で構成された没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点あまりを、美術館屋内外の空間にダイナミックに構成・展開する。 ダムタイプの活動でも知られる高谷史郎との協働作品は5点。そのうち《IS YOUR TIME》(2017/2024)は、坂本が2011年の東日本大震災の津波で被災した宮城県農業高等学校のピアノに出会い、それを「自然によって調律されたピアノ」と捉え作品化した。タイの映画監督・アーティスト、アピチャッポン・ウィーラセタクンとは、《async–first light》(2017)を共に創り上げた。アピチャッポンが小型カメラを親しい人たちに渡して撮影してもらった映像に、坂本は「Disintegration」「Life, Life」の2曲をアレンジして提供した。そのほかのコラボアーティストは、真鍋大度、カールステン・ニコライ、Zakkubalan、岩井俊雄。また、スペシャル・コラボレーションとして、地下2階のサンクン・ガーデンでは中谷芙二子と高谷史郎、坂本による霧と光と音が一体となった新作《LIFE–WELL TOKYO》霧の彫刻 #47662(2024)が展示される。 坂本龍一 | 音を視る 時を聴く 会期:12月21日(土)~2025年3月30日(日) 場所:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1) 時間:10:00~18:00(入場は30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月1日
ARTnews JAPAN