知れば知るほど面白い 自動車メーカーのエンブレムの意味 54選 前編
ケーニグセグ
創業者のクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏の姓はゲルマン語起源である。「フォン」は通常、貴族階級を意味し、フォン・ケーニグセグは中世の神聖ローマ帝国の騎士にまで家系を遡ることができる。ブランドのエンブレムである金と赤のひし形は、シュヴァーベン地方に起源を持つ同氏の古代の家紋を様式化したものである。 2020年にデザインが変更され、金と赤の色使いからシンプルな白背景に置き換えられた。
ラーダ
ラーダはもともと輸出車のみに付けられた名称で、ソビエト連邦ではジグリ(Zhiguli)というブランド名で知られていた。この名称は、ボルガ川沿いの工場近くの山脈にちなんで名付けられたものだ。そしてラーダという名称は、バイキングの河川用ロングシップの一種に由来し、ブランドのエンブレムにも反映されている。青いブランドカラーは、航行する水面を表していると言われている。
クリス・カルマー(執筆) 林汰久也(翻訳)