農業関係者に聞く 今年1番うれしかったこと・大変だったことは?
大変だったことは今年中にはき出し、うれしかったことは広く共有し、少しでも明るい気持ちで新年を迎えたい――。そんな思いを持って、日本農業新聞「農家の特報班」は、LINEの友だち登録者に「今年一番うれしかったこと、大変だったこと」を募集。思わず顔がほころぶ話に、くやしさに共感できる話も。さまざまなエピソードが届いた。 【画像】 高温を乗り越えて無事収穫でき、「おいしかった」と評価を得た果物(投稿者提供)
「おいしい」の声に歓喜
香川県の60代男性野菜農家は、自分のミニトマトを「『とてもおいしい』と言ってもらったことがうれしかった」と話す。「暑さ対策に苦労した」今夏を振り返りつつ、「自分にとって忘れ難い一言」とかみ締める。 一言を聞いたのは病院。年始早々、目の手術をした後、経過観察で通院していた時の待合室だった。 看護師に「ミニトマトを栽培しているんですね」と言われた。なぜ知っているのか聞くと「スーパーで名前入りのパックを購入した」という説明と「とてもおいしかった」との言葉を送られた。「これからの励みとしたい♪」と喜ぶ。 大変だったことは今年中にはき出し、うれしかったことは広く共有し、少しでも明るい気持ちで新年を迎えたい――。そんな思いを持って、日本農業新聞「農家の特報班」は、LINEの友だち登録者に「今年一番うれしかったこと、大変だったこと」を募集。思わず顔がほころぶ話に、くやしさに共感できる話も。さまざまなエピソードが届いた。 「おいしい」の声に歓喜 香川県の60代男性野菜農家は、自分のミニトマトを「『とてもおいしい』と言ってもらったことがうれしかった」と話す。「暑さ対策に苦労した」今夏を振り返りつつ、「自分にとって忘れ難い一言」とかみ締める。 一言を聞いたのは病院。年始早々、目の手術をした後、経過観察で通院していた時の待合室だった。 看護師に「ミニトマトを栽培しているんですね」と言われた。なぜ知っているのか聞くと「スーパーで名前入りのパックを購入した」という説明と「とてもおいしかった」との言葉を送られた。「これからの励みとしたい♪」と喜ぶ。 購入者から直接「おいしいですね」との声が届いたミニトマト(投稿者提供) 長野県の50代男性果樹農家も「わが家の果物を購入した方に『今までで一番おいしい」と言ってもらえた」と顧客の声をうれしかったことに挙げる。「わが果樹栽培に一片の手抜きなし」と胸を張る。 ブドウや梨を栽培し「全身全霊をもって臨んだが、過酷なまでの異常気象にうちひしがれた」と打ち明ける。そんな中でも、ブドウ園地の水分維持や梨の袋掛けなどを徹底。無事、収穫にこぎ着けた。