中国発「マーラータン」ブームの仕掛け人となった石神秀幸、驚きの「こだわり抜かれた1杯」
日本の「麻辣湯文化」を支える
中国で人気に火が付きはじめた麻辣湯をいち早く日本に持ってきたチーパオは、日本の麻辣湯文化を支えている。現地中国では芝麻醤などを使ったゴマベースの濃厚なスープが流行し、現在まで主流となっている。 日本で食べられる麻辣湯には、このゴマベースのスープと、チーパオのような薬膳系のスープの大きく分けて2つがあるように思うが、薬膳系のスープのお店にはチーパオに関わっていた、修行していたというようなお店が多いのだ。例えば『新宿麻辣湯』、『人形町麻辣湯』、新大久保の『頂マーラータン』、辻堂の『Goo Tan』、難波の『8ppy麻辣湯』などである。一杯に込められた「こだわり」が染みわたり、また新しい風を吹かせている。 写真/日下部真紀
現代ビジネス編集部