「ゴルフのおかげで歌声が伸びる」原田知世が今冬に贈る、心温まるミニ・アルバム『カリン』
――先述した二組のほか、川谷絵音さんに高野寛さん、高橋久美子さん、伊藤ゴローさんとご一緒されていますが、実際にそれぞれの曲を歌ってみていかがでしたか? 川谷さんの「カトレア」は、サビで高音を響かせる曲。こういった曲に挑戦するのは久しぶりだったのですが、いまの私の声にしっくりきました。ゴローさんは20年以上のお付き合い。私の声を一番理解している方なので、オーダーメイドでつくった服のように、ぴったりの曲たちを今回も制作していただけたと思っています。空気が透き通る寒い冬に、心がふっと温かくなるナンバーばかりです。 ――ジャケットのイラストも素敵です。これまでは原田さんのポートレートを使用したものが多かった印象でした。 はい、今回は自分の写真ではないものにしたかったんです。塩川いづみさんは、アートディレクションを務めた須山悠里さんからの紹介。真ん中に描かれているのは私の似顔絵なんですよ。楽曲制作からジャケットまで素晴らしい方々とご一緒できたので、私は歌に集中できました。参加する皆さんが存分に力を発揮してくださったおかげで出来上がった作品です。
お風呂でボイトレ、YouTubeでゴルフ視聴。いま感じる“自然体でいること”の 大切さ
――先ほど、ボイストレーニングを始めたと伺いましたが、他にも新たに始めたことや自身の中で変化していることはありますか? レコーディングやライブが近づくとお風呂で歌うようになりました(笑)。子どもの頃、お湯に浸かりながら歌っていたときのような純粋な感覚で歌いたい、という気持ちがあって。浴室だと声も響くし、リラックスしながら自分の声の出し方や歌声の確認ができるんです。 ――50歳になってからはゴルフを続けていると伺っています。ゴルフが歌によい影響を与えることもあるのでしょうか? 大いにあります! ゴルフは継続してよかったなと思えることのひとつです。球を飛ばすときは力任せではなく、体幹を使ってフワッと軽く飛ばすことが大切なのですが、それは歌にも言えることだと思います。体の軸はしっかりさせるけど、声はリラックスして出すことで、響く歌声になってくる。
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- 【画像を見る】ジャケットのイラストレーションは塩川いづみによる描き下ろし。タイトルの『カリン』は、冬の植物から、響きと字面のバランスを考えて原田が考えたという。
- 【画像を見る】ゴルフ好きは相当なよう。「つい先日は91歳の方がラウンドをまわる動画を見ました。ご高齢になってもなおトライされている姿を見ると、私も頑張ろうと思えますね」