3兄弟の家族でBBQ。「肉」「野菜」「飲料」どの購入担当になれば一番安上がり?
長期休暇のタイミングなどで、兄弟や親せきの家族とバーベキューを楽しむ家庭もあるでしょう。バーベキューを複数の家族で企画するときは、費用負担や作業負担をなるべく平等に配分することが大切です。 事前にまとめ買いできないときは、各食材を購入する人を決めておき、あとで費用の精算をすることがおすすめです。今回は、バーベキューの食材別コストや、役割分担のコツなどについてご紹介します。 ▼夫婦2人で「6缶パック」のビールを1週間で消費! これって飲みすぎ? 健康のためにもやめるべき?
肉と野菜と飲料ならコストがかからないのはどれ?
今回は、以下の条件でそれぞれのコストを比較しましょう。 ●3兄弟の家族は、それぞれ両親と未成年の子ども2人ずつの合計12人 ●肉の費用は、農林水産省が公表している令和6年8月時点での食品価格動向調査の価格 ●肉の種類は輸入牛肉、豚肉、鶏肉 ●野菜の費用は、農林水産省が公表している令和6年8月5日の週時点での食品価格動向調査の価格 ●野菜の種類はにんじん、キャベツ、たまねぎ ●飲料の費用は、総務省統計局が公表している令和6年7月時点での小売物価統計調査の価格 ●飲料の種類は茶飲料、ビール なお、令和6年7月時点での費用のため、実際に購入した場合の費用とは変わる可能性があります。 ■肉類 肉類の購入にあたって、購入量は以下のように設定します。 ●肉は大人の男性が一人300グラムずつ、大人の女性と子どもは一人200グラムずつ食べるとする ●配分は、各肉の種類で900グラムずつ購入する 農林水産省の「食品価格動向調査」によると、令和6年8月時点で100グラムあたりの金額が輸入牛肉は376円、豚肉が276円、鶏肉は137円です。900グラムずつ購入するので「(376円+276円+137円)×9」となり、合計で7101円の費用が発生します。 ■野菜類 野菜の購入量は以下の通りです。 ・にんじんは一人3分の1本、キャベツは一人2枚、たまねぎは一人半玉 条件を基にすると、にんじんは4本、キャベツが1玉、たまねぎは6玉購入する必要があります。農林水産省の価格動向調査では1キログラムあたりの野菜価格を公表しており、各野菜の1キロの価格は以下の通りです。 ●にんじん:544円 ●キャベツ:178円 ●たまねぎ:388円 野菜一つあたりの重さは、味の素株式会社が公表している「食材の目安量」を使用します。データによると、にんじんは1本150~200グラム、キャベツは1玉1200グラム、玉ねぎは1玉200グラムです。今回はにんじんを1本200グラムとすると、購入量はにんじんが800グラム、キャベツは1200グラム、玉ねぎは1200グラムになります。 重さと1キロあたりの価格を基にすると、購入費用がにんじんは約435円、キャベツが約214円、玉ねぎは約466円の合計約1115円です。 ■飲料類 飲料類は、以下の条件で購入します。 ●ビールを飲むのは各家庭で一人ずつ、計3人 ●茶飲料は12人分 ●ビールは350ミリリットル缶を一人2本ずつで合計6本 ●茶飲料は一人500ミリリットルとして1リットルペットボトルを6本 総務省統計局の「小売物価統計調査」によると、令和6年7月時点で、ビールは350ミリリットル缶6本で1176円、茶飲料は1リットルあたり163円なので、6本で978円です。合算すると、飲料を購入するには2154円が必要になります