日米ハーフの中学生男子、日本で“最後”の修学旅行へ…… トラブルを乗り越えて迎えたその日に「一生の思い出になる」「行けて良かったね」
アメリカで育ったハーフの子どもが、楽しみにしていた日本の修学旅行に行ったときのエピソードがYouTubeチャンネル「Paradi Show」にて公開されています。動画は記事執筆時点で24万再生を突破し、8400件以上の高評価が寄せられています。 【画像】修学旅行へ向かう次男
日本とアメリカで暮らす家族
投稿したのはアメリカと日本で二重生活をしている夫妻、ビルさんとゆうこさん。3人の息子さんを持ち、ゆうこさんは長男の海くんが「日本の高校に通いたい」と希望したことから、次男・向陽くん、三男・らいあんくんとともに日本で暮らしています。 アメリカでは学校にもよりますが、日本の修学旅行のような全員参加のものはあまり聞かなかったそうで、海くんとらいあんくんはまだ経験していません。次男の向陽くんだけは小学6年生で1度経験しており、今回の中学3年生で2回目となります。
次男、2度目で最後の修学旅行
小学生のころはゆうこさんが指示をして一緒に準備をしていましたが、今回は最終確認の段階ですでにほとんど準備が完了していて、さすが中学生です。旅行先でのイメトレもばっちりで、楽しみにしているのが伝わってきます。ちなみに行き先は、1日目が広島、2日目が神戸、最終日が大阪のUSJです。 ゆうこさんとビルさんは子育てや生活についていろいろ悩み、「これから大学にいく子どもたちが学生ローンをしてもらいたくない」というビルさんの思いもあり、仕事の関係で今の二重生活に。そして今後はアメリカで生活する可能性も高いため、今回の修学旅行が最後になるかもしれないとのこと。 そのためゆうこさんは当日、「今を、この日本にいる時間を有意義に使ってもらいたい」と強く思いながら向陽くんを見送ります。
修学旅行から帰宅
修学旅行の終了日は、向陽くんの好きな料理で帰りを待つゆうこさん。どうだったか気になる感想を聞くと、期待以上というわけではなかったようですが、「楽しかった!」と話してくれました。 不満点は自由行動で予定通りにいかなかったことや、USJでジェットコースターに1回しか乗れなかったことなど。ゆうこさんは、向陽くんが3年前にも「(ジェットコースターに)5回しか乗れんかった」と話していることを思い出し、変わらない部分にツッコミを入れる場面も。その記録を残しているからできる比較映像にクスッときます。 向陽くんが修学旅行で驚いたのは、日本の中学生男子はジーンズを穿いている人が多かったこと。アメリカだと同年代はスエットパンツが多いそうですが、今回は自分だけだったとか。ほかには3日間だとあっという間に感じられ、1週間くらいが良いという意見もありつつ、途中で1度家族のことを考えたという話もあり、ほっこりします。