【図解】2022年 ドルに対する円相場の推移
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、円安が進んでいます。日銀が大規模な金融緩和をする一方、米国はインフレを抑え込むために金融引き締めにかじを切りました。このため、日米の金利差が拡大し、より金利の高いドルで資産運用をしようと円を売ってドルを買う動きが強まったことが円安の背景にあります。 円相場は5月中旬以降、米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げによる米国の景気悪化が懸念され、いったん円高方向に戻す場面もありました。しかし、FRBの金融引き締め姿勢に変更がないと市場が判断したことで、再び日米間の金利差拡大が強く意識されて円安が進行。7月14日の東京外国為替市場で1ドル=139円台を付け、約24年ぶりの安値となりました。なお、日銀は同月21日の金融政策決定会合で、大規模金融緩和の維持を決めています。 2022年のドルに対する円相場の推移を図解にまとめました。
※この記事、図解は時事通信社の記事を基にYahoo!ニュースが制作したものです。出典記事は「円安、再び急加速 日銀総裁発言も波乱要因に」「米利上げ、続く円安圧力 貿易赤字拡大、企業に危機感」「円、139円台に急落 24年ぶり安値、金利差意識―東京市場」「日銀、経済好循環へ正念場 円安・物価高、消費に逆風―「2%」達成でも緩和継続」「円安進行、120円台に インフレ懸念、株価は乱高下」「なぜ円安が進んでいるの? 20年ぶり水準、家計に負担も―ニュースQ&A」