〔米株式〕ダウ続伸、498ドル高=インフレ警戒和らぐ(20日)☆差替
【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク株式相場は、米インフレ指標が予想を下回ったことを受けて物価高への過度な警戒感が和らぎ、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比498.02ドル高の4万2840.26ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は199.83ポイント高の1万9572.60で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比26億3065万株増の38億5575万株。 米商務省が朝方発表した11月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比2.4%上昇と前月から伸びが加速。取引開始直後はもみ合いとなったが、伸びが予想ほど強くなかったため買い安心感が広がり、金融株など幅広い銘柄が値を上げた。 ダウは18日までの10営業日で下げ幅が2600ドルを超えた。安値拾いの買いも膨らみ上げ幅は一時800ドルを上回った。 ただ、米議会の予算審議難航に伴う政府機関の一部が閉鎖となるリスクがくすぶる中、ダウの勢いは後半に失速した。 ダウ構成銘柄はゴールドマン・サックスが2.2%高、エヌビディアが3.1%高、アップルが1.9%高。メルクは1.5%安、ウォルマートは1.2%安、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は0.7%安だった。