青山グランドホテルのイタリアン「ロッシ」がリニューアル! 生産者の顔が見える“大人の食堂”へ
2020年の開業以降、外苑前エリアにスタイリッシュな趣を添え続けている青山グランドホテル。20階のイタリアンレストラン「ロッシ」が、2024年4月1日にリニューアルオープンを果たした。 珍しい食材がズラリ! ロッシのメニューをチェック 開業以来のコース料理が中心だったメニューを一新し、アラカルトで気負いなく楽しめるスタイルへ。店の内装には新たに広々として臨場感が伝わるオープンキッチンを据え、また青山の夜景がダイナミックに望める窓際の客席を増やして、“天空のトラットリア”と呼んでも差し支えないほどの開放感を実現させた。 店内では、キッチンから流れてくる音や香り、また気さくなスタッフたちとのコミュニケーションを楽しめる。メニューは、多人数で大皿を取り分け、ワイワイと味わえるようなものを中心にラインアップ。ゼッポリーニやパーネカラサウなどのイタリアならではのフィンガーフードから、ディアボラやビステッカといった本格的な一皿まで、メニューの種類も非常に豊富。一度来訪した後も時間をあけずに何度でも訪れたくなる店になることを目指しているという。 また今回のリニューアルにあたり特筆すべきは、開発チームが日本中の生産者のもとを訪ねて食材やドリンクを選定したということ。メニューには、福岡県で無農薬・無化学肥料の露地野菜を年間およそ100種類栽培する「ももか農園花ズッキーニフリット やまわさびのタルタル」(¥2,200/2p)、日本で初めてオーガニック栽培に成功した自然薯を生産する佐賀県の「ささき農園 自然薯と三福海苔のゼッポリーニ」(¥600/2p)など、全国各地のさまざまな生産地や農園の名前がズラリ。また、上述の花ズッキーニ、さらには王様椎茸と、耳慣れないめずらしい食材名も記載されていて、つい「これってなんですか?」と聞いてみたくなってしまうようなものばかりだ。注文時に、その日のおすすめ食材をプレートにずらりと並べて紹介もしてくれるので、口に入れる食材ひとつひとつに対する興味がグッと増しそうだ。 肉や野菜、魚介類と何を食してもクオリティが高く、食材の新鮮さが際立つ調理がされているのがうれしい。これは生産者との直接の触れ合いを通して食材への理解を深めてきた結果で、キッチンでは常に“つくり手を大切にする料理”を心がけているのだとか。