最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング16位。恐るべし25歳! 東北のクロス職人
明治安田J2リーグの2024レギュラーシーズンが終了した。J2で最も高い市場価値を持つ日本人選手は誰なのか。今回、フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※情報は11月29日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトの表示に準拠する。
16位:川井歩 生年月日:1999年8月12日(25歳) 所属クラブ:モンテディオ山形 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:31試合0ゴール3アシスト モンテディオ山形のDF川井歩が16位にランクインした。チームで右サイドバックのポジションを争う岡本一真と並んで、その市場価値は50万ユーロ(約8000万円)となっている。 川井はサンフレッチェ広島の下部組織出身のプレイヤーだ。2018年に同クラブでトップチーム昇格を果たすと、翌2019シーズンにはレノファ山口FCへ期限付き移籍。武者修行先で出場機会を確保した川井は、2021年に山口へ完全移籍を決断している。 現在所属する山形にプレー拠点を移したのは2022年のことだ。今季まで3シーズンを過ごし、公式戦100試合に出場している。 その魅力は、安定した守備能力に加え、高い足元の技術を兼ね備えているところにある。特に右足から繰り出されるクロスの精度は一級品だ。また、右サイドだけでなく左サイドでもプレーすることができるユーティリティ性も武器の一つだろう。 現在25歳となった川井の市場価値は、今年春の更新で自己最高額の60万ユーロ(約9600万円)に達していた。現在は50万ユーロまで下がってしまったが、山形で3シーズンにわたって安定した活躍を見せていることを考えると、今後もマーケットの評価が上昇していく可能性は高いのではないだろうか。
フットボールチャンネル